エコナビスタの高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」、パーキンソン病専門施設へ初納入
最終更新日:2024年06月27日
エコナビスタ株式会社は、2024年6月26日、同社のSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」をパーキンソン病専門施設へ初納入したと発表した。
「ライフリズムナビ+Dr.」は、睡眠解析技術をベースにした見守りシステムであり、睡眠に関する様々なデータから体調不良の早期発見などが可能という特徴を持つ。今回の納入は、株式会社サンウェルズ運営の「PDハウス陣原」全60室にて行われ、エコナビスとグローリー株式会社が共同開発した転倒検知システム「ミライアイ」も同時に納入されている。
<本ニュースの10秒要約>
- 睡眠解析技術で高齢者施設入居者を見守ることができる「ライフリズムナビ+Dr.」
- エッジAI/クラウドAI/AI画像認識技術も活用し、臥位/転倒/離床などを検知
- 転倒時の迅速な対応や転倒そのものの予防、スタッフ業務の負担軽減などを期待
睡眠解析技術とセンサフュージョン技術を駆使した「ライフリズムナビ+Dr.」
エコナビスタは、睡眠/生活習慣のビッグデータ解析によって健康状態の推移を予測するAIアルゴリズムの開発や、自社開発のソフトウェア/ハードウェアに独自のAIアルゴリズムを実装した各種ソリューションの提供などに取り組む企業だ。睡眠解析技術とセンサフュージョン技術を駆使した見守りシステムとして、「ライフリズムナビ+Dr.」の提供も行っている。
「ライフリズムナビ+Dr.」は、高齢者施設の入居者をリアルタイム情報で見守ることができるシステムだ。入居者にセンサーを意識させることなくデータを取得し、管理画面上で可視化することにより、施設管理業務の負担軽減を可能にした。ベッドセンサー「ライフリズムナビ SleepSensor」は、エッジAIとクラウドAIの判定結果を連携させて対象者に適合する睡眠センサーであり、臥位情報や生体情報の正確なセンシングを実現。また、AI画像認識技術を用いた「ミライアイ」と連携することで、転倒/離床といった動作の検知も可能となっている。
入居者が起こす転倒事故の早期発見と、予防のために
パーキンソン病専門施設「PDハウス陣原」への「ライフリズムナビ+Dr.」納入は、入居者が起こす転倒事故の早期発見および予防、そして睡眠に関するデータ活用を目的として行われた。
パーキンソン病患者は、パーキンソン病/パーキンソン症候群ではふるえ/動作緩慢/筋強剛/睡眠障害などの症状がみられ、転倒頻度が一般高齢者とくらべて高い。背景にある姿勢反射障害などは治療に反応しにくいため、患者には迅速な対応と適切な転倒予防アセスメントの構築が必要だ。
「PDハウス陣原」を運営するサンウェルズは、「ライフリズムナビ+Dr.」と連携する「ミライアイ」が転倒事故の早期発見を実現し、また転倒に関する蓄積データ分析が転倒予防アセスメントの構築に活用できる点を評価。また、「ライフリズムナビ SleepSensor」が蓄積する睡眠データが睡眠障害などの早期発見につながる点も評価し、今回の納入を決定するに至っている。
転倒予防アセスメントの構築と定着を目指す
「ライフリズムナビ+Dr.」は「PDハウス陣原」の全60室に納入され、「ミライアイ」もまた全室に設置された。この納入によりサンウェルズは、転倒時の迅速な対応や転倒そのものの予防、また適切なケアプランの構築やスタッフ業務の負担軽減といった効果を期待している。
エコナビスタは今後、施設全体にて運用可能な転倒予防アセスメントの構築と定着を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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