AIが審査する本人認証サービス「LIQUID eKYC」、ネット投票サービス「WINTICKET」が導入
最終更新日:2024年06月20日
株式会社Liquidは、2022年9月1日、AI審査機能を備えた本人認証サービス「LIQUID eKYC」の提供を、インターネット投票サービス「WINTICKET」に向けて開始したと発表した。
「LIQUID eKYC」は、AI審査機能によって顔認証を自動で行い、なりすまし不正登録を防止するサービス。「WINTICKET」は、競輪やオートレースといった公営競技のインターネット投票サービスであり、本人確認の一部において「LIQUID eKYC」が活用される。
<本ニュースの10秒要約>
- AIが顔認証を自動で行う「LIQUID eKYC」を、インターネット投票サービス「WINTICKET」に提供
- AI技術・生体認証技術・OCR技術などを活用し、本人確認手続きを簡易化する「LIQUID eKYC」
- 「本物の人間」かどうかも「表情筋判定」などで判定、今後も利便性とセキュリティの両面を追求
スムーズに本人確認を行うことができる「LIQUID eKYC」
Liquidは、生体認証を活用することで認証作業を「空気」レベルにまで簡易化し、世界中の全ての人があらゆるサービスを簡単・安全に使える「なめらかな社会」の実現を目指している企業。本人確認のオンライン化が進む現況に対応し、業界や導入事業者をまたがって横断的に不正検知を行うシステムも提供しており、その一貫として「LIQUID eKYC」も開発した。
「LIQUID eKYC」は、ネット上での契約や口座開設時に必要となる本人確認手続きを、同社独自のAI技術・生体認証技術・OCR技術などを活用して簡易化するサービスだ。免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類の撮影やICチップの読み取りを、Webブラウザやスマートフォンアプリを使って実施し、スムーズに本人確認を行うことができる。その容易さから、撮影開始から完了までの離脱率は3%以下と低く、契約社数は100社も突破。eKYCシェアもトップとなっている。
本人確認書類の顔写真と自撮り写真をAIが照合
今回「LIQUID eKYC」が提供されることとなった「WINTICKET」は、株式会社サイバーエージェントの子会社である株式会社WinTicketが運営するインターネット投票サービスだ。
「LIQUID eKYC」は「WINTICKET」での本人確認において活用され、本人確認書類の顔写真および自撮りの顔写真の照合がAI審査機能により自動で行われる。また「WINTICKET」では、申請者が写真や動画などの「偽物の人間」ではなく「本物の人間」であるかどうかを判定する真贋判定も実施。なりすまし不正登録を防ぐこの真贋判定では、Liquidが独自で研究開発した「フラッシュ判定(特許出願中)」と「表情筋判定」という技術が活用される。
シェアリングエコノミー・人材紹介・不動産賃貸といった領域の事業者にも提供へ
Liquidは今後について、さらに使い勝手のいい本人認証サービスの提供を考えている。
ターゲットとしては、「法令上では本人確認に厳格な義務はないものの、なるべく簡単・自動的に本人の実在性や同一性を担保し、サービス環境の安全性を強化したい」と考える事業者などを想定。「WINTICKET」などの公営競技の投票サービスに加えて、シェアリングエコノミー・人材紹介・不動産賃貸といった領域の事業者に向けて、利便性とセキュリティの両面を追求した不正検知システムを提供するとしている。
参照元:PRTIMES
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