MetaとNVIDIAが複数年にわたる戦略的AIインフラパートナーシップを締結
最終更新日:2026年02月20日
記事監修者:AI Market ニュース配信チーム

NVIDIAは2026年2月17日、Metaとの複数年・複数世代にわたる戦略的パートナーシップを発表した。本提携により、NVIDIAのBlackwellおよびRubin GPU数百万基の大規模展開、Arm系CPUの導入拡大、Spectrum-X Ethernetネットワーク基盤の整備、さらにWhatsAppにおける機密計算技術の採用が進められ、MetaのAIインフラ戦略を包括的に支援する。
- MetaとNVIDIAが複数年・複数世代の戦略的AIインフラパートナーシップを締結し、GPU・CPU・ネットワークの大規模展開を計画
- NVIDIA Grace/Vera CPUの大規模導入により、Metaのデータセンターにおけるワットあたり性能の大幅な改善を実現
- WhatsAppへのNVIDIA機密計算技術の採用により、AIによる機能強化とユーザーデータのプライバシー保護を両立
NVIDIAは2026年2月17日、Metaとのオンプレミス・クラウド・AIインフラにまたがる複数年・複数世代の戦略的パートナーシップを発表した。本提携の核心は、NVIDIAのBlackwellおよびRubin GPUの数百万基規模での大規模展開と、NVIDIA Spectrum-X™ EthernetスイッチのMetaのFacebook Open Switching Systemプラットフォームへの統合にある。
MetaはNVIDIA GB300ベースのシステムを導入し、オンプレミスデータセンターとNVIDIAクラウドパートナー環境を統合するアーキテクチャを構築することで、運用の簡素化と性能・スケーラビリティの最大化を目指す。
CPU領域においては、MetaとNVIDIAはArmベースのNVIDIA Grace™ CPUの展開を継続的に拡大しており、本提携はGrace CPUのみを用いた初の大規模展開として位置付けられる。
両社はCPUエコシステムライブラリのソフトウェア最適化に共同投資し、世代ごとにワットあたり性能の向上を図っている。さらに、2027年を目途にNVIDIA Vera CPUの大規模展開も視野に入れており、Metaのエネルギー効率の高いAIコンピュート基盤の拡張と、広範なArmソフトウェアエコシステムの発展に貢献することが期待される。
ネットワーク面では、MetaはNVIDIA Spectrum-X EthernetネットワーキングプラットフォームをAIスケールのインフラ基盤として全面採用した。この選択により、予測可能な低レイテンシ性能の実現、リソース利用率の最大化、運用効率および電力効率の向上が見込まれる。
大規模なAIワークロードを安定的に処理するためのネットワーク基盤として、MetaのデータセンターインフラにおけるSpectrum-Xの役割は今後も拡大していく見通しだ。
プライバシー保護の面では、MetaはWhatsAppのプライベートプロセッシングにNVIDIA機密計算(Confidential Computing)技術を採用し、メッセージングプラットフォームにおけるAI機能の強化とユーザーデータの機密性・完全性確保を両立させた。
NVIDIAとMetaはさらに、WhatsApp以外のMetaポートフォリオ全体の新たなユースケースへと機密計算機能を拡張するべく協力を進めており、プライバシーを強化したAIの大規模展開を推進していく方針だ。
参照元:NVIDIA
NVIDIAとMetaのAIインフラ提携に関するよくある質問まとめ
- MetaがNVIDIAのGrace CPUを選んだ理由は何か?
NVIDIAのGrace CPUはArmアーキテクチャを採用しており、ワットあたりの性能効率に優れている。Metaはデータセンターの長期インフラ戦略としてエネルギー効率の向上を重視しており、Grace CPUはその要件に合致する。本提携はGrace CPUのみを用いた初の大規模展開として、CPUエコシステムのソフトウェア最適化投資とともに進められている。
- 100万トークンのコンテキストウィンドウとは何を意味しますか?
NVIDIA機密計算技術の採用により、WhatsAppはユーザーのプライベートデータを保護しながらAI機能を提供できるようになる。データの機密性と完全性を確保した状態でAI処理が行われるため、ユーザーはプライバシーを損なうことなくAIを活用したメッセージング機能の恩恵を受けることが可能となる。

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