AI金融サービスのMILIZE、ビジネスITサービスのSCSKと金融機関のDX支援を目的として資本業務提携を締結
最終更新日:2023年04月28日
株式会社MILIZEは、2023年4月26日、金融機関のDX支援を目的とする資本業務提携を、SCSK株式会社との間で締結したと発表した。
MILIZEはAIなどを用いた金融サービスの再構築に取り組む企業であり、SCSKはビジネス向けITサービスをフルラインアップで提供している企業だ。両社の提携は、先進的かつ堅牢性/安定性を兼ね備えた新たな金融ITサービスの構築などが目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- 先進的かつ堅牢性/安定性を兼ね備えた新たな金融ITサービスを構築し、金融機関のDXを支援
- AIを活用した投資判断ツールやビジネス開発用のビッグデータ基盤などを開発してきたMILIZE
- Embedded Finance(埋込型金融)領域でのFinTechサービス構築など、新たなサービス開発も推進
AIなどを核として、金融サービスの再構築に取り組むMILIZE
MILIZEは、AIなど先端テクノロジーを核として、ユーザー目線で有用な金融サービスの再構築や創造を手がける企業だ。AI以外にも、金融工学/ビッグデータ/機械学習/ファイナンシャルプランニングなどの知識・実務経験・システム開発経験を持ち、これらの知見を活かして独自のサービス開発を進めている。
同社はこれまでも、AIを活用した投資判断ツールやトレーディング支援ツール、FPに向けたライフプランシミュレーションツールなどを開発・提供してきた。また、オルタナティブデータを活用したビジネス開発のためのビッグデータ基盤など、専門性の高いサービスも開発。金融機関を中心として、DX化の加速に貢献できるサービス提供に取り組んでいる。
ビジネスに必要な全てのITサービスを提供しているSCSK
MILIZEが今回資本業務提携を締結したSCSKは、ビジネスシーンにおいて必要な全てのITサービスを提供している企業だ。システム開発/検証サービス/ITインフラ構築やITマネジメント/コンサルティング、ITハード・ソフト販売やBPOまで幅広く手がけることで、顧客のビジネス価値向上に貢献している。
SCSKは、金融業界においても長年にわたって事業を展開してきた。特に、基幹システムやその周辺システムを中心とするシステム構築/サービス提供については、豊富な実績を持つ。金融サービスプラットフォーム領域におけるDX事業化の実現にも取り組み、新たなビジネスやサービス創造を進めている。
両社の強みを掛け合わせて金融機関のDX推進を支援
金融機関のDXに関わる事業を進める中で両社は、近年の金融業界におけるビジネス環境が大きく変化していることに着目。既存システムの刷新や基幹システムの効率化が進む一方で、デジタル技術を活用した新たなサービスやビジネスの迅速な立ち上げに対するニーズが高まっていると判断した。
こうした動きに対応すべく、両社は今回の提携を決定するに至った。この提携では、両社の強みを掛け合わせる形で金融機関のDX推進を支援すると共に、新たなサービスの開発・提供も展開。Embedded Finance(埋込型金融)領域でのFinTechサービス構築や、資産形成/運用市場におけるシミュレーションサービスなどを、新たに提供するとしている。
なお両社は、今回の業務提携に関する基本合意書を2023年3月に締結。また、MILIZEが行う第三者割当増資をSCSKは引き受け、7.5億円の出資も行っている。
参照元:PRTIMES
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