データ・デザイン社、マルチCAM対応AIアシストツール「CAM Assist」の国内販売を開始、切削加工の生産性向上と人材育成に貢献
最終更新日:2025年02月26日

株式会社データ・デザインは2025年2月25日より、イギリスのCloudNC社が開発したマルチCAMプラットフォーム対応のAIアシストツール「CAM Assist」の国内販売を開始した。
このツールはハイブリッドAI技術を活用し、CAMソフトウェアのオペレーションを大幅に短縮することで、切削現場のデジタル人材育成を支援する。
- データ駆動型AIと理論知識型AIを組み合わせたハイブリッドAI技術により、CNC加工プログラムの生産性を大幅に向上させる仕組みを実現
- Siemens NX、MasterCAM、AutodeskFusionなど複数のCAMソフトウェアに対応し、1つのユーザーアカウントで自由に選択して使用可能
- 航空宇宙、造船、半導体、建設機械、エネルギーインフラなど高付加価値部品加工向けのCAM自動化ソリューションとして提供開始
「CAM Assist」は、CloudNC社が約10年間にわたり蓄積してきた切削加工の実績データを機械学習させた知識モデルと、物理学に基づく切削理論データを融合させたハイブリッドAI技術を採用している。
このAI技術により、クラウド上で最適な切削加工ストラテジーを計算することが可能となった。対象形状のレベルによって自動生成の対応範囲は異なるが、ツールパス生成の主要工程を「CAM Assist」が自動で生成し、CAMオペレーターの補完作業によりさらに完成度を高める仕組みだ。
本ソフトウェアの大きな特徴はマルチCAMプラットフォームへの対応にある。
現在、Siemens NX、MasterCAM、AutodeskFusionに対応しており、今後さらに対応CAMソフトウェアを拡張していく予定だ。ライセンス形態はサブスクリプション方式を採用しており、1つのユーザーアカウントで複数のCAMを自由に選択して使用することができる。
主な機能としては、2軸、2.5軸、3軸の切削ツールパスの自動生成、材料に応じた切削条件の自動算出、ロット毎の加工コスト予測、加工治具の簡単・高速生成などが挙げられる。
販売価格(税抜)は、「CAM Assist Job Shop(3ユーザー)」が初年度300万円、次年度以降240万円、「CAM Assist Basic(1ユーザー)」が初年度130万円、次年度以降100万円となっている。
データ・デザイン社は「3D技術によるものづくりプロセスの革新」を事業戦略として掲げており、これまでに三次元曲面加工向け加工プログラムの自動化ソリューションを提供してきた。
今回の「CAM Assist」の販売開始により、航空宇宙、造船、半導体、建設機械、エネルギーインフラなど付加価値の高い部品加工に特化したCAM自動化ソリューションの提供を目指している。
参照元:PR TIMES

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