AIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」のオープンエイト、累計資金調達額が約80億円に到達
最終更新日:2024年01月28日
株式会社オープンエイトは、2024年1月22日、シリーズDにて資金調達を実施したと発表した。
同社は、AIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」などを提供している企業だ。今回の資金調達は、「Video BRAIN」を軸とする「OPEN8 Platform」において生成AIによる新しい顧客体験の創出などを図るべく実施されており、この調達により同社の累計資金調達額は約80億円に達している。
<本ニュースの10秒要約>
- AIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」などを提供しているオープンエイト
- 「Video BRAIN」を軸とする「OPEN8 Platform」の発展に向けて資金調達を実施
- 生成AIで新しい顧客体験を創出、コンテンツテクノロジーカンパニーとして事業を拡大
AI技術を活用するコンテンツテクノロジーカンパニー、オープンエイト
オープンエイトは、AI技術を活用して事業を展開しているコンテンツテクノロジーカンパニーだ。自然言語処理とコンピュータービジョンを中心とする独自のAI技術を開発し、アルゴリズム・ソフトウェアモジュール群からなる「OPEN8 CORE TECHNOLOGY」を保有している。
こうした技術を活かして同社は、誰でも簡単にクオリティが高い動画を制作できるAIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」を開発/提供。この「Video BRAIN」を軸とするリッチコンテンツプラットフォームとして「OPEN8 Platform」も展開し、人的資本経営の推進における施策実行を支援するクラウド「Open BRAIN」や、それらの情報を簡単に分析・データ化できる「Insight BRAIN」などの提供も開始した。
「あらゆる企業の情報活用をサポートするリッチコンテンツプラットフォームの実現」をコンセプトとする「OPEN8 Platform」は、累計800社以上の企業を顧客として獲得。利用企業にて、人材開発や業務平準化、また社員エンゲージメントの向上や効果的な新卒採用などを実現している。
日本企業のビジネス動画に親和性のある独自技術を確立
オープンエイトは今回、「OPEN8 Platform」の発展に向けて資金調達を行った。具体的な目的として同社は、生成AIによる新しい顧客体験の創出とマルチプロダクト戦略の推進、そしてセールスチャネルの多様化を挙げる。
生成AIによる新しい顧客体験の創出については、800社以上に導入されている「Video BRAIN」から得たデータを活用。ビジネス動画の制作/配信に関する網羅的な独自データと、生成AIによるタスクを掛け合わせ、日本企業のビジネス動画に親和性のある独自技術を確立するとしている。
マルチプロダクト戦略の推進については、人的資本経営を支援する「Open BRAIN」と「Video BRAIN」を組み合わせ、インナーブランディングなどの施策実行をワンストップでサポートできるプラットフォームを展開。セールスチャネルの多様化については、インバウンド型に加えてアウトバウント型などにもセールスのチャネルを多様化させ、層の厚い顧客基盤の構築に取り組む。
三菱UFJキャピタル株式会社などが投資家として参画
オープンエイトによる今回の資金調達では、三菱UFJキャピタル株式会社やかんぽNEXTパートナーズ株式会社、株式会社アイドマ・ホールディングスなどが投資家として参画。三菱UFJキャピタルは、ビジネスにおける動画活用は今後AIによってさらに拡大すると考えており、この領域で複数プロダクトを展開するオープンエイトを高く評価している。
オープンエイトは今後も、コンテンツテクノロジーカンパニーとして事業を拡大するとしている。
参照元:PRTIMES
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