Proxima Technologyとティアフォー、自動運転向けAIソリューションの開発に向けてアライアンス強化
最終更新日:2023年12月14日
株式会社 Proxima Technologyは、2023年12月11日、株式会社ティアフォーとのアライアンス強化に合意したと発表した。
Proxima Technologyはモデル予測制御の民主化を掲げるAIスタートアップ企業であり、ティアフォーは自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導する企業だ。両社のアライアンスは、自動運転向けAIソリューションの開発を目的とするものであり、強化を通じて「Autoware」開発の加速を図る。
<本ニュースの10秒要約>
- 最適制御AIソリューション「Smart MPC」の開発などを手がけるProxima Technology
- 自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するティアフォー
- アライアンス強化により「Autoware」の開発を加速、自動運転技術の社会実装を推進
多くの人々が気軽に使えるAIプロダクトを生み出すProxima Technology
Proxima Technologyは、より多くの人々が数学による恩恵を受けられる社会を実現すべく、2018年より事業を開始した企業だ。数理科学の力で社会を変えることを使命と定め、数理的なアルゴリズムの社会実装を機械学習/最適化/3次元データ解析といった多くの分野において展開。こうした取り組みの一環として、モデル予測制御の民主化も進めている。
同社のメイン事業は、データ解析ソリューションの提供およびAIプロダクトの開発だ。データ解析ソリューションについては、最新のディープラーニング技術から古典的な手法までを状況に合わせて組み合わせ、顧客の課題を解決。AIプロダクト開発では、主力製品である最適制御AIソリューション「Smart MPC」をはじめ、多くの人々が気軽に使えるプロダクトを生み出している。
「自動運転の民主化」というビジョンを掲げるティアフォー
今回Proxima Technologyがアライアンス強化を発表したティアフォーは、「自動運転の民主化」というビジョンを掲げて自動運転技術領域で挑戦を続けるディープテック企業だ。自動運転のソフトウェアプラットフォームと統合開発環境を製品として提供し、顧客と共に自動運転技術の社会実装を推進している。
同社の技術ベースとなるのが、世界初の自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」だ。「Autoware」は、LinuxとROSをベースとして開発されており、自動運転を設計する上で必要な全ての機能を持つ。ティアフォーは設立当初よりこの「Autoware」の開発を主導し、安心/安全な自動運転の実装に向けて数々の実地走行を世界中の様々な環境下で展開。また、「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて自動運転技術が持つ可能性の拡大も進めている。
社会に対する新たな価値創造を目指す
Proxima Technologyとティアフォーは2023年10月、自動運転向け適応的制御AIの共同開発について合意した。今回発表されたアライアンス強化は、この制御AIに関する包括的な技術開発を対象としている。
今後両社は、単なる技術的な協力関係を超えて、より強力で戦略的なパートナーシップを長期にわたって構築し、「Autoware」の開発加速を通じて社会に対する新たな価値創造を目指す。
参照元:PRTIMES
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