セカンドサイトアナリティカのAI実行基盤「REDエンジン」、ジェイリースの家賃保証事業で新たな与信審査モデルを構築へ
最終更新日:2023年01月11日
セカンドサイトアナリティカ株式会社は、2023年1月10日、同社が開発したAIモデルの総合実行基盤「REDエンジン」が、ジェイリース株式会社の家賃保証事業に導入されると発表した。
「REDエンジン」は、最新のAI(機械学習)モデルをビジネスシーンで高速にかつ柔軟に安定活用できる総合実行基盤だ。ジェイリースにおいて「REDエンジン」は、過去データ・与信審査ノウハウを活用した高精度の与信審査モデル構築に用いられる。
<本ニュースの10秒要約>
- 最新AIをビジネスで安定活用できる「REDエンジン」を用いて、新たな与信審査モデルを構築
- ビジネスで要求される大量のデータ処理に対応、与信判断エンジンなども備える「REDエンジン」
- モデル構築では、取引実績データや審査ノウハウも活用。従来以上に適切な与信提供を実現へ
AIモデルの実運用に必要な機能を備えた総合実行基盤「REDエンジン」
セカンドサイトアナリティカは、アナリティクスとテクノロジーを活用したサービスを提供している企業だ。AIの核にあたる機械学習/ディープラーニングなどの新技術開発を行うと共に、様々な業種/分野に対応したアナリティクス・コンサルティングサービスの提供も展開。また、各種サービスの稼働にあたり必要なIT基盤やAIプロダクトの提供にも取り組んでいる。
そんな同社が、AIモデルの実運用に必要な機能を備えた総合実行基盤として展開しているのが、「REDエンジン」だ。ビジネスシーンで要求される大量のデータ処理に対応すると共に、これまでは必要であったモデル切り替え時のシステム改修も不要という特徴を持つ。同社独自のAIモデルとして、不正検知エンジンや戦略最適化エンジン、また与信判断エンジンや加盟店審査エンジンなども備えている。
取引実績データや個人信用情報データ、信販会社などへのAI導入実績も活用
今回「REDエンジン」を導入するに至ったジェイリースは、家賃債務保証や医療費保証などの事業を手がける企業だ。同社が運用している現行の与信審査モデルより精度の高い新モデルを、AI技術によって構築すべく、今回の導入は決定されている。
新モデルの構築にあたり「REDエンジン」は、ジェイリースが創業時より蓄積してきた取引実績データや膨大な個人信用情報データ、また現審査ロジックで培ってきたノウハウを活用。また、セカンドサイトアナリティカが金融機関/信販会社などへのAI導入で培ってきた与信審査モデルの構築実績も活用し、高精度の審査モデルを実現するとしている。
新たな与信審査モデルは、2023年夏頃に運用開始予定
「REDエンジン」により構築される新たな与信審査モデルでは、より戦略的・機動的なリスクコントロールが可能となり、従来以上に適切な与信提供が可能となる予定だ。セカンドサイトアナリティカはこの新モデルが、ジェイリースおよび顧客の利益最大化につながることを期待している。
ジェイリースの新たな与信審査モデルは、2023年夏頃に運用開始が予定されている。セカンドサイトアナリティカは今後も、「データから、新たな価値を。」のスローガンに基づき事業を展開するとしている。
参照元:PRTIMES
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