Vpon JAPAN、ターゲットに最適化されたデザインの広告をAIが超高速で自動生成する「InVnity」をリリース
最終更新日:2023年12月22日
Vpon JAPAN株式会社は、2023年4月28日、AI広告作成システム「InVnity」をリリースしたと発表した。
Vpon JAPANは、アジアの大手ビッグデータ企業であるVponビッグデータグループの日本法人だ。「InVnity」は、AIとビッグデータを活用することでターゲットに最適化された広告デザインの自動作成を実現し、またその作成速度を約10倍にまで高めたシステムとなっている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- AIとビッグデータを活用し、ターゲットに最適化された広告を自動作成。作成速度は従来の約10倍
- 広告効果の評価をもとにして、デザイン変更/修正を自動で実施。広告パフォーマンスの最大化を図る
- デザイン制作の負担を軽減し、リソース不足などの問題も解消。自由自在な広告デザイン環境を提供
膨大な広告データを保有しているVponビッグデータグループ
Vponビッグデータグループは、2008年に台湾にて創業し、アジア圏において膨大な広告オーディエンスデータを保有しているビッグデータ企業体だ。毎月9億台以上のモバイル端末にリーチすることでデータを蓄積すると共に、広告業界の突破口につながることを目指してAIとビッグデータの融合も推進。急速に進化するAIを活用し、多様な形でビジネスへのコミットメントと革新を続けている。
Vpon JAPANは、Vponビッグデータグループの日本法人として、独自AI技術によるビッグデータ解析事業やスマートフォン広告プラットフォーム事業、インバウンドデジタルマーケティング支援事業などを手がけている。日本政府観光局へのデータ提供や大阪観光局でのDMP構築支援、ジェイアール東日本企画とのデジタルマーケティングにおける業務提携といった実績も持つ。
多様かつ高品質の広告デザインを自動作成
今回Vpon JAPANがリリースした「InVnity」は、Vponビッグデータグループが擁する膨大な広告オーディエンスデータを活用する形で開発されたAI広告作成システムだ。
この「InVnity」では、商品のターゲット層に応じた要件やキーワードを入力するだけで、多様かつ高品質の広告デザインを自動作成することができる。作成に際しては、ビッグデータを用いてターゲットの年齢/居住地/ライフスタイルを高精度で特定。特定したターゲットに合わせて、「リアルな肖像画」「コミックスタイル」「ポートレート肖像画」など様々なアートスタイルで、AIがデザインを作成する。
「InVnity」は、こうした広告デザインの自動作成を高速で行える点も、大きな特徴だ。これまで制作に膨大なリソース/時間を要していた「歴史的シーン」「SF」「ファンタジーシーン」なども短時間で作成でき、その速度は従来のプロセスに比べて約10倍にまで達している。
広告の継続的なパフォーマンスの改善にも活用できる
「InVnity」は、AIによる広告デザインの自動作成のみならず、広告の継続的なパフォーマンスの改善にも活用することができる。配信が開始された広告について同システムは、Vponアドネットワーク経由で得られる1st partyデータを即時に学習し、広告効果の評価を実施。この評価をもとにして、ターゲットの好みに合わせたデザイン変更を自動で行い、広告パフォーマンスの最大化を図る。
こうした機能により「InVnity」では、多様な広告デザインをより低コストで顧客に提供することを可能にした。また、デザイン制作の負担を軽減することでリソース不足などの問題を解消し、自由自在な広告デザイン環境の提供も実現している。
より革新的かつパーソナライズされた方法でメッセージを届ける
「InVnity」は既に、香港の清涼飲料水ブランド「Cockloft Brewery」が実際の運用を開始している。この運用により「Cockloft Brewery」は、従来の枠組みを超えた多様な広告デザインの作成を、AIによる自動生成という簡易な形で実現。ターゲットに対する適切な広告配信を、迅速に行うことが可能となった。
Vpon JAPANは今後「InVnity」を用いて、より革新的かつパーソナライズされた方法で顧客にブランドメッセージを届けるとしている。
参照元:PRTIMES
広告業界でのAI活用を詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
画像生成AIの広告クリエイティブ制作での活用事例をこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp