【AI用語解説】自然言語処理（NLP）

自然言語処理（NLP）

AIにおける自然言語処理（NLP）とは、人間が発した言葉や、人間が書いた文章を元に、AIが文章の持つ意図や目的などの意味を解析する技術を指します。テキストマイニングに活用されます。
NLPは、Neuro Linguistic Programing（＝神経言語学的プログラミング）の略語です。

この自然言語処理技術の発展により、たとえ方言や言い方のような表現が違っても、AIは同じ意図を持つ文章などを類推することが可能です。
例）
・ここってクレジットカード使える？
・このお店、クレカ使えますか？
・クレカいける？　等

AIは、形態素解析、構文解析、意味解析、文脈解析といった解析を通して、これらの文章に含まれる意味を解析することが可能になっています。
これにより、チャットボットやスマートスピーカー、自動翻訳など、様々な領域でAIが活用できるようになりました。

また、OpenAIが開発したGPT-3と言われる自然言語処理モデルは、非常に高精度で文章の意味理解や文章生成が可能となっており、非常に注目されています。
ChatGPT（チャットジーピーティー）は、OpenAI社が公開した大規模な自然言語処理のためのニューラルネットワークモデルのチャットボットです。ChatGPTは人間のようにふるまい、自然な対話からユーザーが求める文章を生成することができます。
ChatGPTの仕組み、活用事例についてこちらで説明しています。