需要予測AIを活用した不動産価値の向上を目指し、不動産のGATESグループとAIのトリプルアイズが業務提携
最終更新日:2022年12月07日
GATES株式会社は、2022年12月5日、株式会社トリプルアイズとの間で資本業務提携を締結したと発表した。
GATESは不動産事業を手がける企業であり、トリプルアイズはAIプラットフォームなどを開発・提供しているIT企業だ。今回の業務提携は、GATESの親会社であるGATES GROUP株式会社を含む3社によって同年12月2日付で締結され、ビッグデータと需要予測AIを活用した不動産価値の向上が目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- 不動産投資商品を提供するGATESグループと、AIプラットフォームを開発するトリプルアイズが提携
- GATESが持つビッグデータをAIで分析、不動産売却領域における仕入れ・購入領域のAI化を推進
- 不動産以外のサービスでも、需要予測AIを活用。不動産業界におけるAI活用の先行モデルを目指す
多様な不動産投資商品を開発・提供しているGATES
GATESは、顧客それぞれのライフスタイルに最適な資産形成を支援すべく、多様な不動産投資商品を開発・提供している。不動産投資のワンストップサービスや、投資用ワンルームマンションの売却サービスなどを展開すると共に、1口1万円から投資できる小口の不動産投資クラウドファンディングなども運営。人材と住宅サポートを融合させてセカンドキャリアを支援する有料人材紹介事業も手がけている。
同社は、2018年にはホールディングス化を果たし、GATES GROUPによるグループ会社の経営管理も開始。今回締結したトリプルアイズとの資本業務提携においても、GATESおよびGATES GROUPのGATESグループとして新たな展開に取り組む。
画像認識プラットフォームや囲碁AIの開発を手がけるトリプルアイズ
GATESグループと業務提携を締結したトリプルアイズは、システムインテグレーション事業を主軸として10年以上にわたりITテクノロジーに関わるサービスを提供している企業だ。システム開発に加えて、インフラや維持保守、またデータベースなどにも強みを持ち、顧客のオフィスやデータセンターに常駐する形での運用保守サービスなども提供。日本企業のDXをリードしている。
同社は、システムインテグレーションと並ぶ事業の柱として、AIプラットフォーム事業も手がける。顔画像から512次元の特徴量を検出して個別認識を行う画像認識プラットフォーム「AIZE」を開発し、あらゆる業種・業態においてビジネスの改善・変革を支援。囲碁AIの研究にも取り組み、囲碁AI世界大会でもグローバル企業と競り合いながら挑戦を続けている。
顔認証技術は居住者管理のスタンダードになり得るもの
GATESグループとトリプルアイズの業務提携では、両社の強みを活かす形で不動産価値の向上が図られる。具体的には、GATESが保有するビッグデータとトリプルアイズが持つAI技術を活用し、不動産売却領域における仕入れ・購入領域のAI化を推進。また、顧客の属性や指向性についてのデータをAIが分析することで、インテリアや保険といった不動産以外のサービスに関する需要予測も行う。
GATESは、トリプルアイズが持つAI技術を高く評価しており、特に顔認証技術は居住者管理のスタンダードになり得るものと評価。不動産価値の向上において居住者の利便性と安全性の両立が必須である状況を鑑み、業務提携を決定したという。トリプルアイズも、以前から同社のAI技術は不動産分野にて活用可能と考えており、今回の締結に至っている。
3社は、今回の提携が不動産業界におけるAI活用の先行モデルとなるよう取り組みを着実に進め、需要予測AIや顔認証AIの普及にも貢献するとしている。
参照元:PRTIMES
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