AIサジェストプラットフォーム「awoo AI」、レディースファッション通販サイトでサイト回遊率とCV率を向上

awoo株式会社は、2023年11月21日、同社のAIサジェストプラットフォーム「awoo AI」が夢展望株式会社のレディースファッション通販サイトにてサイト回遊率とCV率を向上したと発表した。

awooは、AIを活用して日本／台湾のECサイト運営支援などを手がける企業だ。同社の「awoo AI」は、商品情報と顧客行動をAIが分析することで回遊／購買を促進するサジェストプラットフォームであり、導入された夢展望ではサイト回遊率を4.6倍、CV率を4.3倍にまで向上している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• “売れるハッシュタグ”をAIが自動生成するサジェストプラットフォーム「awoo AI」
• 顧客が少ないクリックで求める商品にたどり着ける導線を整備するツールとして導入
• 埋もれがちな商品の導線を整備、サイト回遊率は4.6倍に、CV率は4.3倍にまで向上

AIが“売れるハッシュタグ”を自動生成、回遊／購買を生み出す

awooは、2015年に台湾にてawoo Intelligenceとして設立された企業であり、2020年8月の日本市場への本格参入を経て、2023年現在では日本に本社を置いている。設立時はSEOとEmail配信ツールの提供を手がけていたが、2017年8月にシリコンバレーの上場企業創業者より獲得した資金でAIラボを設立。近年は、AI技術を活用したマーケティングソリューションを展開し、ECサイトの売上促進を支援するクライアント企業は日本／台湾で500社以上におよぶ。

同社が開発・提供する「awoo AI」は、商品と顧客の行動理解を通してAIが“売れるハッシュタグ”を自動生成し、回遊／購買を生み出すサジェストプラットフォームだ。商品特徴を表すハッシュタグを自動生成する「Product Discovery Platform」、ハッシュタグの表示／最適化と共にサジェスト機能を提供する「AI Marketing Platform」、そしてデータ収集と分析により回遊性／CVR改善などを支援する「Product Intelligence」という3つのアーキテクチャで構成されている。

最適なハッシュタグを自動生成・最適化、手間／リソースも削減

今回「awoo AI」を導入した夢展望は、“かわいい”を追求する女性のための高感度ファッションサイトを運営している。このECサイトにおいて夢展望は、顧客が欲しい商品まで直感的にたどり着けていないことに課題を感じていたという。この課題を解消し、顧客が少ないクリックで求める商品にたどり着ける導線を整備するツールとして、「awoo AI」に注目した。

夢展望は「awoo AI」について、最適なハッシュタグを自動生成・最適化することで埋もれがちな商品の導線を整備し、ユーザーのサイト内回遊を促す点を高く評価。また、商品一覧ページを手作りしてタグ付けを行う手間／リソースを削減できる点も大きなメリットであると判断し、導入を決定した。

導線が格段に改善、直感的な商品検索体験も可能に

「awoo AI」の導入後、夢展望のECサイトでは導線が格段に改善され、ブランド／カテゴリを横断した直感的な商品検索体験も可能となった。その効果は数値にも表れ、サイト回遊率は4.6倍に、CV率は4.3倍にまで向上。ハッシュタグによる訴求を通じて、ファンが少ないブランドの商品も売上が向上し始めた。ユーザーからも、「ハッシュタグのおかげで欲しい商品が見つけやすくなった」という声がSNS／アンケートを通じて寄せられているという。

awooは今後も、企業と消費者の双方がAIの良さを享受できるよう、AI技術を開発・提供に取り組むとしている。

参照元：PRTIMES

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