ブレインズテクノロジーのAI異常検知ソリューション「Impulse」、ローカル5G環境での接続実証実験を実施
最終更新日:2023年01月25日
ブレインズテクノロジー株式会社は、2023年1月24日、同社のAI異常検知ソリューション「Impulse」とローカル5Gを活用した実証実験を実施したと発表した。
この実験では、「Impulse」の外観検査/作業分析アプリケーションと、5G(第5世代移動通信システム)を活用したローカル5Gシステムとの接続を検証し、課題の洗い出しや解決策の検討が行われた。なお同実験は、同社と株式会社オプテージ、そして岡谷鋼機株式会社と岡谷機電株式会社による4社共同実証実験として実施されている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 「Impulse」の外観検査/作業分析アプリケーションと、ローカル5Gシステムとの接続を検証
- 機械学習技術を武器とし、異常検知の課題に新たなアプローチと現実解を提供する「Impulse」
- 4社共同実証実験で、問題ない動作を確認。ソリューションはローカル5G環境体験施設で展示
機械学習技術を武器とする異常検知ソリューション「Impulse」
ブレインズテクノロジーは、先端オープンテクノロジーを活用したITサービスを、エンタープライズ企業向けに提供している企業だ。AI分野の技術を軸にとしてサービス開発を進めており、膨大な文書をインテリジェントに検索できる企業内検索システム「Neuron ES」と共に、AI異常検知ソリューション「Impulse」の提供も手がけている。
「Impulse」は、機械学習技術を武器とすることによって、従来は対応が困難であった異常検知の課題に新たなアプローチと現実解を提供するソリューションだ。ものつくり/保全の現場から複雑かつ膨大なデータを収集・分析することで、閾値ベースの管理では発見できない異常の検知や、未知の異常の検出を実現している。
大容量の上り通信が必要な「Impulse」が、ローカル5Gで利用可能か
今回の実証実験では、大容量の上り通信のトラフィックを必要とする「Impulse」が、ローカル5G環境下においても利用可能かどうかが検証された。
ローカル5Gは、企業/自治体などが5Gのネットワークをより柔軟に構築することができるシステムだ。5Gはその通信速度や同時接続数から、IoTの基盤となりうる技術として期待されている。ローカル5Gでは、この5Gのネットワークを自らの建物/敷地内に閉じた形で構築することが可能だ。ローカルであるため、高レベルのセキュリティも実現できる。
実験の結果、問題なく動作することを確認
実際の実験では、「Impulse」の外観検査アプリケーションと作業分析アプリケーションを採用。外観検査アプリケーションは、目視検査/不良品判定といった業務を、画像と最新のアルゴリズムを用いて正確かつスピーディーに行うものだ。作業分析アプリケーションは、人の手による作業の品質監視やパフォーマンス分析を、AIの動画認識技術を用いて自動化している。
実験の結果、「Impulse」の各アプリケーションとローカル5Gネットワークとの接続は、いずれも問題なく動作することが確認された。
ローカル5G環境体験施設「OPTAGE 5G LAB」にてソリューションを展示
この4社共同実証実験においてブレインズテクノロジーは、「Impulse」の提供に加えて、外観検査/作業分析アプリケーションの設計を行っている。電気通信事業者であるオプテージは、ローカル5Gネットワーク構築や接続検証を担当。産業材の商社である岡谷鋼機は全体ソリューションの企画/推進を、技術商社の岡谷機電はデモ環境構築や外観検査における光学条件設計を、それぞれ担った。
なお同実験で用いられたソリューションは現在、オプテージが運営するローカル5G環境体験施設「OPTAGE 5G LAB」にて展示されている。
参照元:PRTIMES
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