キヤノンの映像技術とAIを活用する「映像DXシリーズ」、工場/オフィスビル分野のソリューションを拡充
最終更新日:2023年06月23日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、2023年6月6日、同社のDXソリューション群「映像DXシリーズ」において工場/オフィスビル分野のソリューションを拡充すると発表した。
「映像DXシリーズ」は、キヤノンの映像技術とAIを活用して現場の課題解決を支援するソリューション群だ。今回の拡充では、製造業における工場向け労災防止ソリューションと、オフィスビル向けスマートビルディングソリューションが、共に2023年6月中旬より提供される。
<本ニュースの10秒要約>
- ネットワークカメラなどのデバイス群とAIを活用し、現場の課題解決を支援する「映像DXシリーズ」
- 工場向け労災防止ソリューションと、オフィスビル向けスマートビルディングソリューションを提供へ
- ネットワークカメラをAIカメラ化、行動認識AIも活用。より安心・安全な社会の実現を目指す
光学技術と最新のAI技術を組み合わせ、現場で生じる課題の解決を支援
近年の企業は、労働力不足といった社会課題を背景として、生産性のさらなる向上が求められている。そのため、ITを利活用した業務の効率化や省力化などを進める企業も多い。こうした状況において、ネットワークカメラの映像データを監視用途以外にも活用する動きも進み、従来は人が行っていた業務をカメラに代替させる映像DXが様々な業種において取り組まれるようになった。
映像DXをめぐるこうした動きに呼応すべく、キヤノンマーケティングジャパンは「映像DXシリーズ」を展開している。同シリーズは、キヤノンがカメラ事業で培った光学技術と最新のAI技術を組み合わせ、様々な現場で生じる課題の解決を支援するソリューション群だ。ネットワークカメラなどのデバイス群とAIを活用し、また運用支援までをパッケージ化することで、高品質なサービス提供を実現している。
侵入検知サービスと危険行動検知サービス、入退顔認証サービスを提供
「映像DXシリーズ」では今回、製造業の工場とオフィスビルを対象とするソリューションが拡充された。
製造業向けソリューションは、侵入検知サービスと危険行動検知サービスで工場の生産性向上と安全管理を支援するというものだ。侵入検知サービスでは、独自の技術によってアクシス社製ネットワークカメラをAIカメラ化し、映像から人間の侵入のみを検知。製造装置の制御を行うことで巻き込まれ事故などによる労災も防止する。危険行動検知サービスでは、株式会社アジラの行動認識AIを活用。カメラ映像を自律学習した、危険行動の検知を支援する。
オフィスビル向けソリューションでは、オフィスビルにおける情報管理のスマート化を支援すべく、入退顔認証サービスが提供される。同サービスでは、デジタルカメラ/ネットワークカメラの映像解析技術と、AIを活用したキヤノン独自の顔認証技術を活用し、高速かつ高精度な入退管理を実現。ICカードの入退管理だけでは完全な防止が困難なりすましを防止すると共に、異物混入防止やハンズフリーでの入退室も可能にしている。
映像技術を磨き続けることで顧客の期待に応える
労災防止ソリューションの侵入検知サービスと危険行動検知サービス、そしてスマートビルディングソリューションの入退顔認証サービスは、いずれもオープン価格が設定されている。
キヤノンマーケティングジャパンは今後も、「映像DXシリーズ」において企業の業務プロセスの変革を支援すると共に、映像技術を磨き続けることで顧客の期待に応えるサービスを創出し、より安心・安全な社会の実現を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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