データサイエンス企業・DATAFLUCT、エアトリ/ハイブリッドテクノロジーズとの提携で開発体制を強化
最終更新日:2022年12月26日
株式会社DATAFLUCTは、2022年12月21日、株式会社エアトリおよびその関連会社である株式会社ハイブリッドテクノロジーズと資本業務提携を締結したと発表した。
DATAFLUCTは、データサイエンスによって企業と社会の課題解決を図る企業だ。今回の提携は、ハイブリッドテクノロジーズが取り組むスタートアップ支援プロジェクトなどにおいて実現したものであり、今後DATAFLUCTは大規模DXプロジェクトにも対応できるよう開発体制の強化を進める。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 非構造化データを誰でも使えるデータに変換できる「AirLake」などを提供しているDATAFLUCT
- ハイブリッドテクノロジーズのスタートアップ支援プロジェクトに選定、エンジニアリソースの提供も
- 大規模プロジェクトにも対応できるよう開発体制を強化、企業のDX/データ活用ニーズに応える
「データを商いに」というビジョンに掲げるDATAFLUCT
DATAFLUCTは、「データを商いに」というビジョンに掲げ、データビジネスパートナーとして事業を展開しているベンチャー企業だ。データの収集・蓄積・加工・分析を一気通貫で担い、埋もれていたデータから新たな価値を生み出すことで社会課題の解決を目指している。
同社は、データの形式にとらわれない「マルチモーダルデータ活用」に強みを持ち、需要予測によるロス削減を可能にする自社サービスなども展開。特に、企業内データの多くを占める非構造化データを活用できるデータプラットフォーム「AirLake」については、コア事業として開発・提供に注力している。
データの収集・分析を促進する「AirLake」
DATAFLUCTの「AirLake」は、非構造化データを誰でも使えるデータに変換できるクラウド型のデータプラットフォームだ。これまで、動画・画像・音声といった多種多様な形式の非構造化データを活用可能にするためには、データサイエンティストによる前処理や構造化変換が必要だった。「AirLake」は、こうしたコストと時間を削減し、より簡単な非構造化データの利用を実現している。
非構造化データの利用を簡易化することで「AirLake」は、社内外の様々なデータの収集・分析を促進する。また加工・蓄積も容易化することでデータの資産化を進め、新たなインサイトの理解や課題の解決も支援。データ活用の機会と効果を拡張している。
DATAFLUCTはさらに、サプライチェーンマネジメントサービス「Perswell」の開発・提供も手がける。「Perswell」は、機械学習と外部データによって高度な自動需要予測を実現するサービス。クライアント企業が持つデータに加えて天気データなども利用することで、高精度の需要予測を可能にしている。
「Hybrid Technologies Capital」の第8弾支援先としても選定
今回DATAFLUCTが資本業務提携を締結した2社のうち、エアトリは旅行事業などで知られる企業だ。もう1社のハイブリッドテクノロジーズはエアトリのグループ会社であり、500名以上のエンジニアリソースを活用してITオフショア開発事業を展開している。
この提携においてDATAFLUCTは、ハイブリッドテクノロジーズのプロジェクト「Hybrid Technologies Capital」の第8弾支援先としても選定された。同プロジェクトは、スタートアップの事業成長を目的としてハイブリッドテクノロジーズが出資およびエンジニアリソースの提供を行うというもの。この選定によりDATAFLUCTは、知見のみならずエンジニアリソースの提供もハイブリッドテクノロジーズより受けることが可能となった。
課題としていた開発リソースの強化に取り組む
今回の提携締結によりDATAFLUCTは、同社がこれまで課題としていた開発リソースの強化に取り組む。ハイブリッドテクノロジーズのエンジニア開発リソースも活用する形で、大規模開発プロジェクトにも対応できる開発体制を構築し、高まりつつある企業のDX/データ活用ニーズに応えるとしている。
参照元:PRTIMES
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