AIソリューションのFRONTEO、製造業のDXを変革するソリューション展開に向けてBallistaとパートナーシップ契約を締結
最終更新日:2023年06月23日
株式会社FRONTEOは、2023年6月12日、製造業のDXを変革するソリューションの展開に向けて、株式会社Ballistaと戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。
FRONTEOはAIソリューション/サービスを提供しているデータ解析企業であり、Ballistaは様々な業界でコンサルタント業務などに取り組む企業だ。両社のパートナーシップでは、日本の製造業が抱えるDXの構造的課題を本質的に変革すべく、新たなスタンダードとなり得るソリューションの展開が図られる。
<本ニュースの10秒要約>
- AIソリューションを提供しているFRONTEOと、コンサルティングを提供しているBallistaが提携
- DXが収益増につながらず、非構造化データに埋もれた暗黙知の活用も進まない製造業の課題を解決
- 日本初のアプローチで製造業における変革のモデルケースを創出、国際的な競争力向上に貢献
社内情報のデータ化が困難、暗黙知の活用も進まない製造業
近年の製造業ではDX推進の動きが活性化しており、パッケージ型ソリューションやIoTの導入に取り組む企業も多い。しかしその反面で、導入の効果が限定的な範囲に留まり、収益増を果たした企業がごく一部なのも実情だ。こうした問題は、企業の生産形態/規模によってDXのスピード感や抱える課題が大きく異なることも要因のひとつとなっており、解決には各企業の現状/利益構造に対する正確な理解と適切な変革アプローチが必要となる。
DX推進の取り組みにおいては、各種社内情報のデータ化が困難であることも大きな課題だ。企業の保有データは、膨大な量の日報を筆頭として非構造化テキストが多数含まれており、それらの十分な解析は困難を極める。そのため、非構造化データに埋もれた暗黙知の活用も進まず、業務の質向上や効率化を期待する水準で実現できないケースが、多くの製造業企業で発生している。
AIソリューションとコンサルティング機能で、製造業のDXを支援
製造業がDXについて抱えるこうした課題を、FRONTEOのAIソリューションとBallistaのコンサルティング機能を活用すれば解決できるのではないかと、両社は考えた。
FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT」を用いた多様なAIソリューションとサービスを提供している企業だ。膨大な量のテキストデータから重要な情報を抽出する自然言語処理/ネットワーク解析技術を強みとしており、記録に埋もれたリスク/チャンスを見逃さないソリューションの開発・提供を実現。リーガルテックAI/ビジネスインテリジェンス/ライフサイエンスAI/経済安全保障といった領域で、様々な企業の課題や社会課題の解決に貢献している。
一方のBallistaは、「プロフェッショナルが集結するギルド」を自認し、各専門領域においてプロジェクト型のコンサルティングサービスを提供している企業だ。事業構想支援に留まらず実際のプロダクト開発まで支援する事業も手がけ、DX支援・組織改革などを担うプロフェッショナル人材活用サービスも展開。プロフェッショナルの持つ”個”の可能性を最大化しつつ、プロフェッショナル同士の化学反応も活かして、大企業のDX推進や新規事業創出などから社会課題の解決まで取り組んでいる。
DXを変革、収益性に直結する効果創出の実現を目指す
今回締結が発表されたFRONTEOとBallistaのパートナーシップでは、製造業のDXについて変革を推進し、収益性に直結する効果創出の実現が目指される。この取り組みでは、FRONTEOのAIソリューションが持つ構造化データ/非構造化データの枠を超えた具現化力と、Ballistaが持つ無駄を排したコンサルテーション機能を活用。利益構造の把握から収益化サイクルの創出までを短期間で実現し、最初の効果創出までの期間も大幅に短縮する。
両社はこのパートナーシップにより、日本初のアプローチで製造業における変革のモデルケースを創出し、その展開により国内製造業の国際的な競争力向上に貢献するとしている。
参照元:PRTIMES
製造業でのAI導入事例を詳しく知りたい方はこちら、また、製造業に強いAI開発会社をお探しの方はこちらの記事をご参考ください。
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