GMO TECH、生成AIの研究チーム「GMO TECH プロティノス」を発足し、既存製品へのAI組み込みを推進へ
最終更新日:2023年07月05日
GMO TECH株式会社は、2023年3月27日、ジェネレーティブAI(生成AI)の研究チーム「GMO TECH プロティノス」を同日付で発足したと発表した。
このチームは、米OpenAIが公開したチャットボット「ChatGPT」をはじめとする生成AIを活用し、プロダクトの進化と新たなサービス開発を進めるべく立ち上げられたものだ。同チームを通じてGMO TECHは、「MEO Dashboard byGMO」などの既存製品にAIを組み込み、自動化促進に向けた実証実験を開始する。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 質問に対して自然な文章で回答できる「ChatGPT」など、生成AI活用に向けてチームを発足
- 「MEO Dashboard byGMO」などの既存製品にAIを組み込み、自動化促進に向けた実証実験を開始
- インターネット集客の知見と生成AIの可能性とを融合させ、未来のソリューション事業を展開
インターネット上の集客サービスを展開しているGMO TECH
GMO TECHは、GMOインターネットグループにてインターネット上の集客サービスを展開している企業だ。インターネット広告やSEOを通じてクライアントの集客を支援すべく、最新のテクノロジーを駆使して「MEO Dashboard byGMO」「GMO SmaAD」といった製品/サービスを自社で開発/提供している。
同社の「MEO Dashboard byGMO」は、MEO(Googleマップ上で店舗ページの検索順位を上げる施策)の順位計測管理ツールだ。検索キーワードの自社/競合の順位取得や、商圏エリア内での多地点順位分析など、
MEO対策の作業効率や来店効果の向上につながる機能を備える。
「GMO SmaAD」は、スマートフォンアプリ向けの成果報酬型広告(アフィリエイト広告)配信サービスだ。
業界最大級のメディアネットワークを活用し、広告主のKPIに応じたコンサルティングを提供している。
生成AIを組み込むことで、現行サービスの機能を強化
自社にて製品/サービスを開発する中でGMO TECHは、近年の生成AIをめぐる動きに着目。中でも、AIを研究する非営利団体・OpenAI社の「ChatGPT」公開に注目した。
「ChatGPT」は、自然言語処理技術を応用することで、質問に対して自然な文章で回答することを可能にした言語モデルだ。自然な会話形式でユーザーと対話をすることができ、また高度な会話への対応も実現。その応用範囲は広く、様々な分野において大きな注目を集めている。
この「ChatGPT」をはじめとする生成AIを組み込むことで、あらゆる現行サービスの機能強化が可能になると、GMO TECHは判断。この生成AI活用に向けた施策を推進すべく、今回の「GMO TECH プロティノス」発足に至った。
「MEO Dashboard byGMO」での「ChatGPT」活用を検討
「GMO TECH プロティノス」においてGMO TECHは、「MEO Dashboard byGMO」での「ChatGPT」活用を検討している。
この活用により目指されるのは、テキスト生成の自動化と高速化だ。Googleマップに投稿された口コミ情報に対しては、「ChatGPT」を用いて自動返信の文書を即座に自動生成する。また、店舗情報などの文章を「ChatGPT」から自動的に投稿する。こうした自動化と高速化で、クライアントのMEO対策強化を図る。
「GMO TECH プロティノス」では、アフィリエイト事業にて同社が展開している「SmaADウォール」への「ChatGPT」組み込みも予定。ユーザーにマッチしたアフィリエイト案件を対話形式で見つけ出すことができる機能の実装も目指すとしている。
未来のソリューション事業を展開
GMO TECHは今後「GMO TECH プロティノス」において、AIを組み込んだ「MEO Dashboard byGMO」の実証実験を開始する。また、「ChatGPT」などの活用もさらに進め、Web3時代の新たなマーケティング課題やビジネス課題を解決できるサービスの開発にも取り組む予定だ。インターネット集客の各種ツールや機能に関する同社の知見と、生成AIの可能性とを融合させることで、未来のソリューション事業を展開するとしている。
参照元:PRTIMES
ChatGPTの仕組みを詳しく知りたい方はこちら、また、ChatGPTのビジネスへの活用事例を知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
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