PocketRD、大和証券グループ本社らが開始した「KASSAI」の問い合わせサービスにデジタルアバター提供
最終更新日:2024年04月03日
株式会社PocketRDは、2024年4月2日、株式会社大和証券グループ本社の問い合わせサービスに対してデジタルアバターを提供したと発表した。
PocketRDは、3Dアバター制作ソリューション「AVATARIUM」などを展開している企業だ。同社は今回、大和証券グループ本社などが開始したクラウド型応援金サービス「KASSAI」にて問い合わせを担うAIオペレーター「KOTO」のために、デジタルアバターを提供。「AVATARIUM」を活用し、フォトリアルなアバターの短期間開発を実現している。
<本ニュースの10秒要約>
- スキャナー撮影から約10分で3Dアバターを自動生成できる、PocketRDの「AVATARIUM」
- 「KASSAI」のAIオペレーター「KOTO」のデジタルアバターを、「AVATARIUM」で開発
- デジタルアバターの一般化に向け、業界を牽引するアンバサダーとして「KOTO」に期待
あらゆるコミュニケーションを、より表現力豊かに
PocketRDは、世界中の人々のあらゆるコミュニケーションを表現力豊かにするべく、XR技術を活用したソリューションを提供している。「あたりまえが、世界基準」をモットーとして3D技術の粋を集め、世界的に重要なインフラの創造を企図。人と人、そして企業がより豊かになるために、ブロックチェーンとアバターを活用した「現在」のアップデートに取り組んでいる。
同社の「AVATARIUM」は、モデルの全身を3Dスキャナーで撮影すると完全自動でオリジナルアバターを作成できるソリューションだ。スキャナー撮影から約10分でアバターを自動生成し、作成したアバターはゲーム/エンタメコンテンツなどに連携して遊ぶことが可能。特殊なアバターを活用する業務用アプリなどへの対応も容易であり、同社は業界ニーズに合わせた形での「AVATARIUM」展開も考えている。
モデル撮影から約1か月で「KOTO」のデジタルアバターを開発
PocketRDは今回、クラウド型応援金サービス「KASSAI」の問い合わせに応対するAIオペレーター「KOTO」の
デジタルアバターを開発した。
「KASSAI」は、返礼品の提供を前提として応援金を募るサイトを作成できるクラウドサービスだ。大和証券グループ本社がFintertech株式会社/株式会社大和総研/株式会社Pictoriaなどと協働し、「活動に取り組む人」と「それを応援したい支援者の想い」をつなぐべく展開している。同サービスにて「KOTO」は、PC/スマートフォンからの問い合わせ対応を24時間態勢で担う。
「KOTO」のデジタルアバター開発は、PocketRDの「AVATARIUM」を活用することで制作期間を大幅に短縮。一般的にデジタルヒューマンの開発は多大な時間を要するが、「KOTO」はモデル撮影から約1か月という短期間で誕生に至っている。
デジタルアバターの一般化において足がかりになる取り組み
「KOTO」は、文脈を加味して人間らしい反応/仕草を交えた対応を行うことができ、また音声によるコミュニケーションも実現。こうした特徴を持つAIオペレーターのサービス実提供は、国内大手金融機関では初の試みとなる。
大和証券グループ本社との今回の協業についてPocketRDは、デジタルアバターの一般化において足がかりになる取り組みであると考え、また「KOTO」の存在は業界を牽引するアンバサダーになり得ると期待している。
参照元:PRTIMES
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