常に最新/最適なエンジンで自動翻訳を行うAI通訳機「ポケトーク」、シリーズ累計出荷台数が100万台を突破
最終更新日:2024年02月16日
ポケトーク株式会社は、2022年12月13日、同社のAI通訳機「ポケトーク」の累計出荷台数が100万台を突破したと発表した。
「ポケトーク」は、AIの活用により70言語を音声・テキストに翻訳できる通訳機だ。2017年に販売を開始して以来、観光/語学学習などでの個人使用に加えて、企業/教育現場/医療機関などでも「言葉の壁」を超えるツールとして活用され、今回の出荷台数100万台突破に至っている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- AI活用により70言語を音声・テキストに翻訳できる通訳機「ポケトーク」が、累計出荷台数100万台を突破
- クラウド上の最新エンジンを常に選択、言語ごとに最適なエンジンも採用し、ネイティブレベルの翻訳を実現
- AI活用を進め会話練習機能を搭載した製品も。様々な場面で「言葉の壁」を抱える活用が拡大
互いの言葉を話せない人同士が自国語で対話できるAI通訳機
「ポケトーク」は、互いの言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機として開発された。70言語を音声・テキストに翻訳することが可能であり、利用者はボタンを押して話しかけるだけで翻訳結果を音声で得ることができる。翻訳結果はテキストでも表示されるため、聞き逃しても相手に見せて対応することも可能だ。対応言語は、英語/中国語に加えてロシア語やポルトガル語の方言までおよぶ。
「ポケトーク」ではまた、カメラ翻訳機能を持つ製品も展開している。これらの製品では、搭載されているカメラで文字を撮影すると、55の言語を自動で認識して翻訳を行う。また41言語については元言語での発音もできるため、旅行時の交通機関利用やショッピングに有用となっている。
常にクラウド上の最新の翻訳エンジンを選択
「ポケトーク」の心臓部となる自動翻訳機能では、常にクラウド上の最新の翻訳エンジンを選択すると共に、言語ごとに最適なエンジンを採用する。そのため、ネイティブの語学講師も認めるレベルの翻訳精度を実現した。AIの活用をさらに進め、英会話・中国語会話の練習機能を搭載した製品の展開も行っている。
「ポケトーク」ではまた、本体価格に通信費が含まれているため、ネットワーク回線の契約が不要という特徴も持つ。世界130以上の国と地域に対応したモバイル通信機能を内蔵しているため、Wi-Fiがないエリアであっても利用できる。
「労働現場における言葉の壁」を解決するツールとしても人気
これらの利点が評価され、「ポケトーク」は2017年12月の発売時より日本/米国/ヨーロッパを中心として順調に販売を拡大した。発売当初は個人での観光用途や語学学習ツールとしての利用が多かったが、近年は「労働現場における言葉の壁」を解決するツールとしての活用も拡大。企業/教育現場/医療機関での導入に加えて、エッセンシャルな現場での人道支援を目的とする活用も進んでおり、様々な場面で「言葉の壁」を抱える支援を提供している。
こうした販売拡大の結果、「ポケトーク」シリーズの累計出荷台数は2022年12月13日時点で100万台を突破するに至った。
AI通訳ソフト「ポケトーク同時通訳」の販売開始も予定
今回の累計出荷台数100万台突破を受けてポケトークは、「ポケトーク」のさらなる販売拡大を企図。スマートフォンアプリの展開を進めると共に、リモート会議やカンファレンスで利用できるAI通訳ソフト「ポケトーク同時通訳」の販売開始も今冬に予定している。
同社は今後も、「観光における言葉の壁」「労働現場における言葉の壁」「グローバル展開における言葉の壁」「人道支援における言葉の壁」の解決を事業戦略の柱として「ポケトーク」を展開し、同社がミッションとして掲げる「言葉の壁のない世界」の実現を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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