セーフィーとAWL、エッジAI解析プラットフォームの開発に向けて資本業務提携を締結
最終更新日:2022年11月18日
セーフィー株式会社は、2022年11月9日、エッジAI解析プラットフォームの共同開発・提供を目的とする資本業務提携を、AWL株式会社との間で締結したと発表した。
セーフィーは、クラウド録画サービスやエッジAIカメラなどを提供している企業。AWLは、北海道大学発ベンチャーとしてエッジAIソリューションを提供している企業だ。資本業務提携により両社は、あらゆる業界の課題解決を推進するエッジAI解析プラットフォームの開発に取り組むとしている。
<本ニュースの10秒要約>
- クラウド録画サービスのセーフィーと、エッジAIソリューションのAWLが、資本業務提携
- 高品質のAIモデルを長期間安定的に価値提供できるエッジAI解析プラットフォームを開発
- エッジAI技術と共に映像技術も活用、低価格で高機能なエッジAIアプリケーションを提供へ
クラウド録画サービス「Safie」を展開しているセーフィー
セーフィーは、カメラとインターネットを接続するだけで映像をいつでもどこでも確認できるクラウド録画サービス「Safie」を展開している。「Safie」では、「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売/建設/製造/医療などあらゆる現場のDXを支援。人々の意思決定に映像が役立つ未来の創造を図っている。
映像を組み合わせたDX支援を進める中で同社は、AIの社会実装がなかなか進まない現状を課題視。そしてこの課題は、多様なビジネス現場とリアルタイム運用に現状のエッジAIが対応し切れていないため生じると判断した。この課題を解消すべく同社は今回、エッジAI解析プラットフォームの開発を目指してAWLと資本業務提携を締結するに至った。
ファインチューニング技術や最新のMLOpsも導入、AI実装を推進
AWLは、最先端エッジAI映像解析技術とIoT活用・導入の豊富な実績を蓄積した企業だ。高精度のAI映像分析を少ない投資で実現する「AWLBOX」や、デジタルサイネージの視聴者・視聴率効果を分析できる「AWL Lite」など、リアル空間を可視化・分析するAIソリューションを開発している。
今回の提携によりセーフィーとAWLは、エッジAI解析プラットフォームの開発を進める。このプラットフォームは、高品質のAIモデルを長期間安定的に価値提供できるものであり、環境に応じた微調整を行うファインチューニング技術や、AIの精度劣化を防ぐ最新のMLOpsも導入される。
開発に際しては、AWLが保有するエッジAI技術と共に、セーフィーが保有する映像プラットフォームの膨大なデータや動画管理などのシステム基盤も活用。より身近かつ手軽な形でのAI実装推進を目指す。
まずはエッジAIカメラ「Safie One」を高度化/汎用化
両社の提携ではまず、セーフィーが2022年9月28日より発売したエッジAIカメラ「Safie One」の高度化/汎用化に向けた開発が進められる。この開発は、「Safie One」においてカメラそれぞれの設置環境に対応したAIの最適化を目指すものだ。開発後は、商品/来店者など店舗によって設置環境が異なることが多い小売業界を皮切りに、より低価格かつ高機能なエッジAIアプリケーションの提供を目指すとしている。
さらに両社は、小売以外の領域においても「現場DX」に寄与しうるAIソリューションの提供を予定。早期にグローバル展開も視野に入れた形で、開発に邁進するとしている。
参照元:PRTIMES
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