セカンドサイトアナリティカのAI実行基盤「REDエンジン」、ニッセン・クレジットサービスの与信審査モデルに導入
最終更新日:2023年06月28日
セカンドサイトアナリティカ株式会社は、2023年6月28日、同社が開発したAIモデルの総合実行基盤「REDエンジン」が、ニッセン・クレジットサービス株式会社が運用する与信審査モデルにおいて導入が決定したと発表した。
セカンドサイトアナリティカは機械学習/ディープラーニングなどの研究開発を手がける企業であり、同社の「REDエンジン」はAIモデルの実運用に必要な機能を備えた総合実行基盤だ。ニッセン・クレジットサービスの与信審査モデルにおいて「REDエンジン」は、多様な機能を活用して与信業務の高度化に貢献するとしている。
<本ニュースの10秒要約>
- 最新のAIモデルを高速/柔軟/安定的に業務で活用するための総合実行基盤、「REDエンジン」
- 与信業務の安定運用と収益拡大、より高度な審査モデル開発のため、「REDエンジン」導入を決定
- 与信枠判断システム向け与信AI/不正検知AIなどの活用を想定。実運用は2023年11月頃に開始予定
AI技術の使い手として企業変革を支えるセカンドサイトアナリティカ
セカンドサイトアナリティカは、「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」を自認し、AIの核となる機械学習やディープラーニングといった新しい技術の研究を行っている。研究を通じて開発したアナリティクスサービスを国内外の金融/保険/決済/不動産/EC/通信/人事といった多様な業種/分野に提供すると共に、サービスの実運用に必要なIT基盤やソリューションも提供。AI技術の使い手として、企業の変革を支援してきた。
同社の「REDエンジン」は、最新のAIモデルを「高速(Rapid)」「柔軟(Elastic)」「安定的(Dependable)」に業務で活用するための総合実行基盤だ。各業務システムで必要とされるAIモデルをAPIにより実行可能にすると共に、AIの業務運用に必要な機能をオールインワンで実装。利用企業の専用AIモデルの開発とREDエンジンへの搭載も可能であり、本番環境でのAI運用を全面的に容易にしている。
課題に適したAIモデルの総合実行基盤として「REDエンジン」導入
今回セカンドサイトアナリティカの「REDエンジン」を導入するニッセン・クレジットサービスは、通信販売大手のニッセンと米国ゼネラル・エレクトリック社の共同出資によって2000年10月に設立された金融会社だ。ニッセンが通信販売で培ったマーケティング/コールセンターなどのビジネス・ノウハウを活かす形で金融サービスを展開し、ニッセン通販や全国のJCB加盟店で利用可能なクレジットカードブランド「マジカルクラブTカードJCB」も運営している。
金融事業においてニッセン・クレジットサービスは、スコアリングモデルを使った与信審査モデルを活用している。与信業務におけるさらなる安定運用と収益拡大を企図した同社は、日々の運用負担を軽減するだけでなく、より高度な審査モデルの開発も必要であると判断。こうした課題に適したAIモデルの総合実行基盤として今回、「REDエンジン」の導入を決定するに至った。
与信審査モデルの安定運用を支援、AIの精度向上も
ニッセン・クレジットサービスの与信審査モデルにおいて「REDエンジン」は、与信枠判断システム向けの与信AI/不正検知AI、クレジットカード決済システム向けの決済不正検知AI、リボルビングシステム向けのリボレコメンドAI/リボニーズ予測AIなどの活用が想定されている。実運用は、2023年11月頃に開始される予定だ。
ニッセン・クレジットサービスの与信審査モデルに導入される「REDエンジン」についてセカンドサイトアナリティカは、与信審査モデルの安定運用を支援すると共にAIの精度向上にも取り組むとしている。
参照元:PRTIMES
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