stand.fmのAI音声サービス「AIVoiceSpeaker」、翻訳・読み上げ機能の対応言語を53ヶ国語に拡充

株式会社stand.fmは、2024年2月29日、同社のAI音声サービス「AIVoiceSpeaker」にて翻訳・読み上げ機能の対応言語を53ヶ国語に拡充したと発表した。

stand.fmは音声プラットフォーム「stand.fm」などを運営する企業であり、「AIVoiceSpeaker」はAI技術を使用してテキスト読み上げ機能などを提供しているサービスだ。翻訳読み上げ機能は、日本語テキストを外国語に翻訳してAI音声が読み上げる機能であり、多くの多国籍企業から希望の声を寄せられたことで今回の対応言語拡充に至っている。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 日本語の自然なイントネーションによる表現豊かなAI音声を生成できる「AIVoiceSpeaker」
• 外国語に翻訳した上でAIがテキストを読み上げる「AIVoiceSpeaker」の翻訳・読み上げ機能
• 多国籍企業からの要望を受けて拡充、速報性の高いニュースの読み上げといった活用を想定

声を使った創作／制作をAIで効率化できる「AIVoiceSpeaker」

stand.fmは、音声テックカンパニーとして「stand.fm」と「AIVoiceSpeaker」の運営を手がけている。

「stand.fm」は、誰でも自分の音声配信チャンネルを作ることができ、声を通じてリスナーとの交流が楽しめる音声プラットフォームだ。エンターテインメントからビジネスに至る多様なジャンルの配信者が各々のチャンネルを持って活動しており、累計配信者数は14万人を超えている。

同社のもう一つの柱となる「AIVoiceSpeaker」は、声を使った創作／制作を効率化できる音声AIサービスだ。同サービスのテキスト読み上げ機能では、200以上におよぶ豊富な音声モデルの中から声を選んだ上で、日本語の自然なイントネーションによるAI音声の生成が可能。ボイスチェンジ機能では、利用者の声をAI音声モデルの声に変換でき、性別年齢を問わず誰でも表現豊かなAI音声を生成することができる。

日本語テキストを外国語に翻訳した上で、AIが読み上げる

「AIVoiceSpeaker」のテキスト読み上げ機能では、日本語テキストを外国語に翻訳した上でAIが読み上げる翻訳・読み上げ機能も提供してきた。同機能はこれまで、対応言語が英語／中国語（簡体字）を始めとする計28ヶ国語に留まっていたが、多くの多国籍企業から拡充を希望する声が寄せられたことで、同社は
アップデートの実施を決定。対応言語を53ヶ国語にまで拡充するに至った。

今回の拡充で新たに対応を開始したのは、アフリカーンス語／アラビア語／ベンガル語／ボスニア語 (ラテン)／カタロニア語／フィリピノ語／グジャラート語／ヘブライ語／ヒンディー語／アイスランド語／アイルランド語／カンナダ語／マレー語 (ラテン)／マラヤーラム語／マルタ語／マラーティー語／ペルシャ語／セルビア語／スワヒリ語／タミル語／テルグ語／タイ語／ウルドゥ語／ベトナム語／ウェールズ語の25ヶ国語だ。

この拡充によりstand.fmは、海外ユーザー向けコンテンツのナレーション素材や、交通／災害などに関する速報性の高いニュースの読み上げなどについて、「AIVoiceSpeaker」のAI音声を活用してほしいと望んでいる。

参照元：PRTIMES

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