Sun Asterisk、「AI*deation」などを活用して「Azure OpenAI Service」のプロダクト開発支援を強化

株式会社Sun Asteriskは、2023年8月17日、日本マイクロソフト株式会社の「Azure OpenAI Service」を活用したプロダクト開発支援を強化すると発表した。

この支援は、Sun Asteriskが開発したAIアイデア創出支援サービス「AI*deation」などを活用して行われるものだ。「Microsoft Azure」上での迅速なプロトタイプ開発などを実現すると共に、AIを活用した音声変換や損害保険調査などの実現も目指される。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 生成AI（ジェネレーティブAI）を用いた新規事業のアイディエーション支援サービス「AI* deation」を開発したSun Asterisk
• 「AI* deation」が導き出した事業プランの開発／検証を、「Azure OpenAI Service」で高速で実施
• 日本語音声の変換や自動車保険の損害調査などの実現も、「Azure OpenAI Service」支援で目指す

生成AIで数百以上の事業アイデアを創出する「AI* deation」

Sun Asteriskは、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンを掲げ、2000名以上のエンジニア／クリエイターと共にデジタル・クリエイティブスタジオ事業を展開している企業だ。「クリエイティブ＆エンジニアリング」と「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインにおいて、企業の新規事業やプロダクト開発、またDXを支援している。

同社はまた、60人以上の研究者を擁する研究開発部門「Research ＆Development」を有し、同部門内にて広範な領域での研究に取り組むAIチームも持つ。このAIチームは、自然言語処理／コンピュータビジョン／データサイエンス／エッジコンピューティング／音声変換などの研究を展開。2023年7月には、生成AIを活用した新規事業のアイディエーション支援サービス「AI* deation」の提供を開始するに至った。

「AI* deation」は、生成AIで数百以上の事業アイデアを創出した後、プロフェッショナルメンバーの精査により事業可能性の高い案を厳選するというサービスだ。AIの量／スピードと人の感性／直感を組み合わせ、画期的なアウトプットを実現している。

「AI*deation」で「Azure OpenAI Service」のプロダクト開発を支援

今回Sun Asteriskが支援強化を発表した「Azure OpenAI Service」は、多様なニーズに合わせて最適なコーディング／言語AIモデルを提供するサービスだ。

支援としてSun Asteriskはまず、「AI*deation」で導き出した事業プランの開発／検証を「Azure OpenAI Service」上にて行う際のスピードを、これまでよりも高速化する。また、「Azure OpenAI Service」 および周辺技術を活用することで、プロダクトの差別化も進める。

さらにSun Asteriskは、「Research ＆Development」にてこれまで展開してきたサービス実績を活かす形での支援も行う予定だ。具体的には、日本語音声の変換や自動車保険の損害調査、音楽の類似検索やバーチャルカメラ
などを、AIの活用により実現するとしている。

AI技術の発展と社会への応用に貢献

Sun Asteriskはこれまで、大企業の新規事業創出支援やスタートアップのグロース支援において日本マイクロソフトと連携を深めてきた経緯を持つ。昨今の目まぐるしいAIの発展や、Microsoft社がパートナーシップを結ぶOpenAI社への注目の高まりを受けて、今回の「Azure OpenAI Service」支援強化を決定するに至ったという。

同社は今後、「Azure OpenAI Service」利用企業のビジネス成長を支援すると同時に、このプロジェクトから得られた知見を活かしてさらなるAI技術の発展と社会への応用に貢献するとしている。

参照元：PRTIMES

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