世界中の声をAIで科学するアップセルテクノロジィーズ、コールセンター開設に向けて愛媛県伊方町と連携へ
最終更新日:2023年01月06日
アップセルテクノロジィーズ株式会社は、2023年1月6日、コールセンター開設に向けた地域共生プロジェクトを検討すべく、愛媛県伊方町と連携すると発表した。
アップセルテクノロジィーズは、営業支援AIツールの開発・提供などを手がける企業だ。伊方町との連携では、AI技術などを活用する形で新たな拠点となるコールセンターの開設を推進し、インサイドセールス事業および旅行オペレーション事業の強化を図るとしている。
<本ニュースの10秒要約>
- 営業支援AIツールの開発・提供などを手がけるアップセルテクノロジィーズ、愛媛県伊方町に新たな拠点
- AIプロダクトで属人的な営業をDX化。音声領域の事業にも注力し、月間500万件以上の通話データも活用
- 伊方町では、廃校を活用してコールセンターを開設。「小さなまちのデジタルライフ」の実現に貢献
「世界中の声をAIで科学する」がミッションのアップセルテクノロジィーズ
アップセルテクノロジィーズは、「世界中の声をAIで科学する」という経営ミッションを掲げて事業を運営している企業だ。インサイドセールス事業に取り組んできた実績を活かし、自社開発のAIプロダクトで属人的な営業プロセスをDX化するソリューション「UPSELL CLOUD」も展開。市場分析/業務構築・運用/結果分析/改善提案まで支援する形で、新たな営業スタイルを提示している。
同社はまた、営業支援AIツール「コールセンターのDX」の開発・提供も手がけており、旅行オペレーション事業なども推進。近年は、「世界中の声をAIで科学する」というミッションに基づく形で音声領域の事業にも注力しており、音声テキスト化サービス「voitra」やクラウド型コールシステムなども提供してきた。事業全体で行う月間通話数は500万件以上におよび、この膨大な通話データを活用する形でAIプロダクトの向上なども行っている。
2021年7月には高知県四万十市にてコールセンターを開設
音声領域の事業を拡大する一方でアップセルテクノロジィーズは、環境保全・地方創生の取り組みも進めている。双方の領域に関わる事業として、2021年7月には高知県四万十市にて廃校を利用したコールセンターを開設。このコールセンターでは、女性・若者・高齢者が働きやすい環境整備やAI技術の活用などを推進し、安定的な雇用の創出を実現した。
今回発表された伊方町との連携も、同社のこうした取り組みの一環として開始されることとなった。この連携では、同町が保有する施設や廃校を活用する形でのコールセンター開設を検討。開設に際しては、デジタル技術と共に四万十市のコールセンターにて蓄積した知見・ノウハウも活用し、女性が結婚・出産・子育てを経ても安心して働けるコールセンターの実現が目指される。
新拠点を活用する形で事業の強化を図る
伊方町との連携にあたりアップセルテクノロジィーズは、同町との間で「伊方町人口減少対策重点戦略の推進に関する連携協定書」を2023年1月13日付で締結する。なお両者の連携については、四国電力グループに属する株式会社STNetがアレンジを担った。
アップセルテクノロジィーズは今後、伊方町の新拠点を活用する形で事業の強化を図ると共に、同町が掲げる「小さなまちのデジタルライフ」という目標の実現にも貢献するとしている。
参照元:PRTIMES
音声認識の仕組みや活用事例を詳しく知りたい方はこちら、また音声認識に強いAI開発会社をお探しの方はこちらの記事もご参考ください。
AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp