動画編集ソフト「Wondershare Filmora」、キーワードからAIが自動で画像を生成する新機能「AI画像生成」を追加

株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは、2023年6月9日、同社の動画編集ソフト「Wondershare Filmora」最新バージョンにおいて新機能「AI画像生成」を追加したと発表した。

「Wondershare Filmora」は、誰でも簡単に動画が編集できるよう使いやすさを重視して開発された動画編集ソフトだ。今回追加された「AI画像生成」は、作りたい画像のキーワードを入力するとAIが自動で画像を生成するという機能であり、1日20回まで誰でも無料で利用することができる。

＜本ニュースの10秒要約＞

• キーワードを入力するとAIが自動で画像を生成、「映画風」などのビジュアルスタイルも指定可能
• AIはアルゴリズムを使用して入力テキストを解析、単語の文脈や意味を把握した上で画像を生成
• マーケターやインフルエンサーのビジネス活用も想定、オリジナルコンテンツのスムーズな作成を支援

2015年に提供が開始された動画編集ソフト「Wondershare Filmora」

ワンダーシェアーソフトウェアは、2003年の会社設立時から革新的かつ実用性が高いマルチメディアソフトの開発に取り組んでいる企業だ。「wonderful（素晴らしい）」ことを「share（共有）」するという企業理念に基づき、人々の毎日をより楽しく便利で簡単にすることを目指して「ソフトウェア＝知恵」の世界との共有を進めている
。

同社は、デジタルクリエイターが想像力を具現化できるよう、数多くのソフトウェアソリューションを展開。動画編集／画面録画など行うクリエイティブ系ソフトや、「見える化」を促進するデザインソフト、また編集から電子署名までを担うPDF編集ツールなども提供している。特に動画ソフトについては、2007年のビデオ変換ソフト「UniConverter」提供開始時より注力。2015年には、動画編集ソフトとして「Wondershare Filmora」の提供を開始した。

「ChatGPT API」と連携した「AIコピーライティング」機能も既に提供

「Wondershare Filmora」は、初心者からプロまでが思い通りの作品を仕上げることができる動画編集ソフトだ。同ソフトは、画面分割／キーフレーム／モーショントラッキングといった機能に加えて、数分で簡単に動画を作成することができる「Filmora インスタントモード」や、クリエイティブなタイトルを簡単に素早く追加できる「タイトル編集とデザイン文字」機能なども搭載。こうした機能の実現に際しては、AIも活用されている。

AI活用により「Wondershare Filmora」は、クリップ内の不要なオブジェクトや背景を簡単に選択して編集できる「スマートカットアウト」や、高精度の背景削除とARステッカーの自動追加が可能な「AIポートレート」といった機能も実現。さらに、「ChatGPT API」と連携することで動画編集時のテキスト作成を自動化する「AIコピーライティング」機能も提供している。

作りたい画像を無限に生成できる「AI画像生成」機能

「Wondershare Filmora」の最新バージョンにおいて提供が開始された「AI画像生成」機能は、ユーザーが入力したテキスト情報から画像を自動生成するというものだ。AIはアルゴリズムを使用して入力テキストを解析し、単語の文脈や意味に基づいて画像を生成。機能の実現には、パターン認識やテキストの視覚的表現が可能な機械学習とニューラルネットワークが活用された。

「AI画像生成」では、作りたい画像の説明／単語を800字以内で入力すると、無限に画像を生成できる。テキストの説明により「サイバーパンク風」「ゲーム風」「映画風」「3D」といった様々なスタイルでのビジュアルが生成でき、キャラクターの髪型や衣装に関する指定も可能。画像の作成は3ステップで完了し、生成画像は編集中の動画内で直接活用することもできる。

人々の毎日をより楽しく便利で簡単にすることを目指す

「Wondershare Filmora」の「AI画像生成」機能についてワンダーシェアーソフトウェアは、趣味などのでの使用に加えて、マーケターやインフルエンサーによるビジネス活用も想定。オリジナルコンテンツによるプロモーションビデオのスムーズな作成や、SNSにおけるアイデアのビジュアル変換などを、支援するとしている。

同社は今後も、人々の毎日をより楽しく便利で簡単にすることを目指して、「Wondershare Filmora」の開発などに取り組むとしている。

参照元：PRTIMES

キーワードから画像生成するプロンプトについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。画像生成に使われる技術と仕組みをこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。