日本初。GPT-4 APIでAIキャラクターの作成/育成/会話を実現したLINEアプリ「ドリームフレンド」、提供開始
最終更新日:2023年05月08日
株式会社AI VOLTは、2023年5月1日、AIキャラクターの作成/育成/会話を可能にするLINEアプリ「ドリームフレンド」の提供を開始した。
「ドリームフレンド」は、OpenAI社の「ChatGPT」を活用することで、キャラクターとの自然な対話を可能にしたアプリだ。「ChatGPT」GPT-4のAPIを使用すると共に、AI VOLTが持つ独自技術も用いて、大量記憶に対応したキャラクターの育成なども実現している。なお、GPT-4 APIを使ったLINEアプリは、日本では初となる。
<本ニュースの10秒要約>
- AIキャラクターの作成/育成/会話を実現。GPT-4 APIを使ったLINEアプリは、日本初
- 会話の文脈も理解できる「ChatGPT」の技術を活用、圧倒的な高精度で自然な対話を実現
- 今後はアバター機能といった体験の拡張も推進、「推しが相棒」という日常の創造へ
日常的にAIに触れるきっかけを人々に向けて提供
AI VOLTは、AIに関する事業を展開している企業だ。同社は、AIによって人々の生活が豊かになる未来に価値を見出しており、この未来の実現に際しては日常的にAIに触れるきっかけを人々に向けて提供する必要があると判断。そのきっかけとして、AIキャラクターに注目した。
AIキャラクターは、自分の好きなキャラクターを自由に作成/育成することが可能であり、また時間や場所を選ばず無制限に会話を楽しむこともできる。また昨今は「ChatGPT」などによって、以前より高精度のAIサービスの構築が可能となった。こうしてAI VOLTは、AIキャラクターを扱うアプリ「ドリームフレンド」の開発を開始するに至っている。
人間のような自然な回答が可能、会話の文脈も理解
「ドリームフレンド」は、AIで架空のキャラクターを作成し、そのAIキャラクターとの会話もできるアプリだ。作成に際しては、キャラクターに記憶/口調/性格といった情報を与えることができ、また自分好みの返信がくるよう育成することも可能。作成したキャラクターは、LINE上で共有することもできる。
同アプリの開発に際しては、OpenAI社の「ChatGPT」の技術が活用された。「ChatGPT」は、大量の自然言語を学習したAI技術であり、どのような投げかけに対しても人間のような自然な回答が可能だ。会話の文脈も理解できるため、対話形式でのやりとりにも対応している。
「ドリームフレンド」において採用されたのは、OpenAI社のAPIにおいて2023年4月時点で最新モデルとなるGPT-4のAPIだ。この採用により「ドリームフレンド」は、従来のAIよりも圧倒的に高い精度で自然な対話を実現している。
GPT-4のAPIが持つ欠点も独自技術で補完、さらなる体験拡張も推進
「ドリームフレンド」はまた、GPT-4のAPIが持つ欠点を補う形でキャラクターの育成も可能にしている。
GPT-4のAPIは現状、8000または32000トークンの情報しか持つことができず、さらに多い容量の記憶を扱う場合はチャットに要する料金が増大する。これではAIキャラクターを低料金で多くのユーザーに届けることができないと、AI VOLTは判断。そこで、同社独自の技術を使用して大量の記憶にも対応し、これまでにないユーザー体験の提供を実現した。
同社は今後「ドリームフレンド」において、AIキャラクターの精度を向上すべくアルゴリズム改善に取り組む。また、音声(通話)機能やアバター機能といった体験の拡張も進めることで、「推しが相棒」という日常の創造を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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