ベネッセ、AIを活用したWeb広告支援サービス「AIR Design」のガラパゴスと提携。デジタルサービスニーズへの対応を強化
最終更新日:2023年12月22日
ベネッセホールディングスは、2023年11月6日、株式会社ガラパゴスと資本業務提携契約を締結したと発表した。
ベネッセは教育/介護/保育/生活の領域にてグループによる事業を展開する企業であり、ガラパゴスはAIを活用したWeb広告支援事業などを手がける企業だ。今回締結した提携によりベネッセは、同社の事業領域でも急増しているデジタルサービスニーズへの対応を、ガラパゴスが持つ知見も活用する形で進めるとしている。
<本ニュースの10秒要約>
- デジタルサービスニーズの急増を受け、デジタル領域のベンチャー出資にも取り組むベネッセ
- AIを活用したWeb広告支援サービス「AIR Design」を開発/提供しているガラパゴスと提携
- 提携によりベネッセは、デジタルマーケティング領域での生成AI活用を全社横断的に推進
デジタル領域に強みを持つベンチャー企業の知見も活用するベネッセ
ベネッセは、「よく生きる」という企業理念を掲げ、人々の生活/人生がより豊かになるためのサービスを教育/介護事業を中心に提供している。この事業の中で同社は、家庭学習や学校向けサービス市場でも、デジタルサービスニーズが急増していることを察知。デジタル領域に強みを持つベンチャー企業の知見も活用すべく、出資を行うDIF(Benesse Digital Innovation Fund)も設立した。
DIFにおいてベネッセは、同社グループとの事業上のシナジーが期待できる教育/生活/介護領域やDX関連ベンチャー企業への出資を展開。のみならず、グループ内で推進するDXに関連するサービスの企画や開発力などを持つ企業や、関連領域での事業開拓が期待できる企業にも出資を行ってきた。こうした取り組みの中で、クリエイティブ領域の変革に取り組むベンチャーとして同社が注目したのが、ガラパゴスだ。
AIを用いたWeb広告支援やアプリ開発を行うガラパゴス
ガラパゴスは、「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」というミッションを掲げ、AIを活用したWeb広告支援サービス「AIR Design」を開発/提供しているベンチャー企業だ。
同社の「AIR Design」は、AI技術を用いたデータ解析に加えて属人性を排した定量的なデザイン評価のプロセスにより、高い品質のモノづくりを実現。効果検証においては、月間200万件以上の広告クリエイティブをAIで解析したデータに基づき、顧客の広告配信状況や課題に合わせた最適な改善プランの策定・実行を可能にした。効果検証をAIで迅速かつ低コストで行うことにより、Webページ/広告クリエイティブの制作と改善を効率的に支援する。
同社はまた、スマートフォンアプリの開発/運用をワンストップで担うアプリ開発サービスも提供しており、二次請けを使わず全プロセスを内製可能な開発パワーも持つ。モバイル領域でのこうした知見も評価し、ベネッセは今回ガラパゴスとの提携に至った。
生成AIの活用を推進、引いては顧客提供価値の向上を目指す
ガラパゴスとの提携によりベネッセは今後、デジタルマーケティング領域における生成AIの活用を全社横断的に推進する予定だ。このAI活用により、データ解析および定量的なデザイン評価による迅速な改善を実現し、コスト削減および品質向上を図る。また、事業部門が手がけるWebサイト制作業務のPDCA高速化/コスト削減/品質向上も進め、引いては顧客提供価値の向上を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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