FID、個別商品レコメンドやセールス案内の自動生成が可能なAI搭載型MA「MOTENASU-AI」提供開始
最終更新日:2023年09月14日
株式会社FIDは、2023年9月12日、AI搭載型MA(マーケティングオートメーション)システム「MOTENASU-AI」の提供を、法人向けに開始すると発表した。
「MOTENASU-AI」は、同社のCRM/MAシステム「MOTENASU」の進化版であり、個別最適化された商品レコメンドやセールス案内の自動生成などをAIによって可能にしたものだ。開発は、同社と株式会社電通プロモーションプラス、そしてAI CROSS株式会社が共同で行っている。
<本ニュースの10秒要約>
- 個別商品レコメンドやセールス案内の自動生成などをAIで実現したMA「MOTENASU-AI」
- 「MOTENASU」の進化版を、電通プロモーションプラスおよびAI CROSSと共同で開発
- 多様な購買データの多次元分析を実現。EC/D2C/OMO領域の事業成長を強力に支援
高機能MA/CRMシステム「MOTENASU」にAIを導入
FIDは、ECプラットフォームやCRM/MAシステムといったシステムの開発・提供を手がける企業だ。また、長年にわたるWebマーケティングの研究知見を活かして、顧客の収益向上支援も行っている。
同社は、オンライン環境の急速な普及によって価値観の多様化もまた急速に進んでいる近年の状況を鑑み、顧客ニーズの変化に対応した効果的なマーケティングが求められていると察知。中でも、きめ細やかな顧客管理へのニーズが高まり、より複雑な対応が求められていると考えた。
こうした状況への対応としてFIDは、同社の高機能MA/CRMシステム「MOTENASU」におけるAI導入を企図。AIによりリアルタイム分析や予測、またそれらによりパーソナライゼーションとCXを実現するMAとして「MOTENASU-AI」を開発するに至った。
購買データの多次元分析が可能、ROI最大化予測も実現
「MOTENASU-AI」は、FIDが持つソリューションテクノロジーと、電通プロモーションプラスが長年にわたり蓄積してきた販促プロモーションにおける豊富な知見、そしてAI分析サービスやAIレコメンドサービスを手がけるAI CROSSのAIテクノロジーを盛り込むことで完成した。
同システムではまず、AIによる購買データの多次元分析が可能だ。「購入金額」「直近購入日」「購入頻度」「会員継続日数」「年齢」「性別」といった多軸での分析をAIで容易に行え、変数も無限に設定できる。購買データなどを分析し、顧客の好みに合う商品の1to1レコメンデーションを自動作成することも可能だ。
「MOTENASU-AI」ではまた、ROI(投資利益率)の最大化予測も実現。購買データをAIが分析し、顧客ごとのF2転換率(新規顧客が2回目の購入に至った比率)やLTV(顧客生涯価値)を算出することができる。さらに同システムでは、「ChatGPT」と最適化AIの組み合わせによって、ターゲットに最適な販促文章の自動生成も可能となっている。
CXサービスによって事業成長を強力に支援
「MOTENASU-AI」は、最短の場合は3営業日内で実装可能である点も大きな特徴だ。なお同システムに搭載したAIについては、MA実装3営業日内からさらにプラス10日~2週間前後の学習時間が必要となっている。
FIDは今後「MOTENASU-AI」で提供するCX(顧客体験)サービスによって、EC/D2C/OMO領域の事業成長を強力に支援するとしている。
参照元:PRTIMES
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