ジーニーグループのAI開発企業JAPAN AI、NavierのAI関連事業を譲り受けて画像技術の研究開発体制を強化
最終更新日:2023年07月05日
JAPAN AI株式会社は、2023年7月3日、Navier株式会社が運営するAI関連事業について事業譲渡契約を締結したと発表した。
JAPAN AIは、ジーニーグループにおいてAIの研究開発やコンサルティングを手がける企業だ。NavierはAIによる画像処理技術を研究開発している企業であり、今回の事業譲渡契約締結によってJAPAN AIは画像技術の研究開発体制を強化。ひいては、生成AI技術を活用した業務効率化などを目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- 画像生成AIへの注目の高まりに着目し、画像技術の研究体制を強化する必要があると判断したJAPAN AI
- AIによる画像の解像度向上などを実現し、精度を落とさずAIモデルの軽量化・高速化もできるNavier
- 事業譲渡によりJAPAN AIは新プロダクト開発やAI研究の体制を強化、生成AI技術による業務効率化も実現へ
「日本を伝承し、働く人の可能性をAIで飛躍させる」
JAPAN AIは、親会社である株式会社ジーニーの高い技術開発力を継承しつつ、AIの研究開発やプロダクト提供を行っている。「企業が1社に一つオリジナルのAIを持つ時代を創る。AIは働く人をサポートし、圧倒的な生産性を実現する」というビジョンを掲げ、多様な業界でAIを通じた支援を展開。日本企業の生産性向上や、産業の活性化に貢献している。
JAPAN AIはまた、先人たちの知恵/経験を現代のイノベーションと結び付けることを重視していることも特徴だ。「ChatGPT」を初めとした各種大規模言語モデルや、生成AIの分野を中心とした最先端のAI開発を進めながらも、従来の知見の活用も推進。「日本を伝承し、働く人の可能性をAIで飛躍させる」というビジョンの実現を通じて、新しい価値の創造を目指している。
幅広い業界で活用されているNavierのAIソリューション
AI開発事業を進める中でJAPAN AIは、生成AIの実活用が近年急速に広がり、画像生成AIへの注目も高まっていることに着目した。こうした注目/期待に対応し、AI関連事業領域においてさらなるサービス向上を図るためには、画像技術に関する研究体制を強化する必要があると、同社は判断。そのための施策として今回、NavierよりAI関連事業を譲り受けることとなった。
Navierは、AIによる画像処理技術やディープラーニング(深層学習)を用いた高解像度化技術などを研究開発し、ソリューションとして提供することで画像処理技術の社会実装を加速させている企業だ。画像処理においては、解像度の向上や写真の鮮明化、またノイズ除去/データ復元などを実現。また、ディープラーニングのAIモデルを高精度のまま軽量化・高速化するノウハウに強みを持つ。
JAPAN AIは、NavierのAIソリューションが印刷物/監視カメラ画像/ECなど幅広い業界で活用されている点も評価し、今回の事業譲渡契約締結に至っている。
生成AI技術を活用した業務効率化や生産性向上を実現
NavierのAI関連事業を譲り受けることでJAPAN AIは、新たなプロダクト開発や生成AI領域における研究開発をさらに強化する予定だ。同社が保有するAIに関する知見やプロダクト開発力と、Navierの画像処理技術を連携させることで、生成AI技術を活用した業務効率化や生産性向上を実現するとしている。
参照元:PRTIMES
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