契約書レビュー支援AIクラウド「LeCHECK」のリセ、第三者割当増資などで総額18億円を調達
最終更新日:2024年01月10日
株式会社リセは、2024年1月10日、総額18億円の資金調達を実施したと発表した。
リセは、契約書レビュー支援AIクラウド「LeCHECK(リチェック)」を提供している企業だ。今回の資金調達は、Angel Bridge株式会社などを引受先とする第三者割当増資および融資として行われ、調達した資金についてリセはプロダクト開発や販売強化、また人材採用の強化などに充当する。
<本ニュースの10秒要約>
- リーガルテクノロジーと弁護士の知見で紛争の少ないスムーズな社会を実現するリセ
- クラウドAIにより和文契約書・英文契約書のレビュー支援を瞬時に行える「LeCHECK」
- あらゆる企業にサービスを提供すべく、調達した18億円でプロダクト開発や販売を強化
AIなどの高度な技術を駆使したリーガルテクノロジーで「防具」を提供
リセは、「リーガルテクノロジーと弁護士の知見で紛争の少ないスムーズな社会を実現する」というミッションを掲げている企業だ。
企業が手がける事業活動/取引には、将来的に損害賠償を請求されるリスクが潜んでいることが少なくない。特に海外との取引では、日本国内での取引以上にリスクが生じる。法務は、これらのリスクを大幅に減らすことで会社を守る「防具」のようなものであると規定。専門弁護士の知見と、AIなどの高度な技術を駆使したリーガルテクノロジーにより、「防具」となる法務サポートの提供に取り組んでいる。
こうした法務サポートを合理的な価格で企業に提供すべく同社が開発したのが、和文/英文契約書AIレビュー支援サービス「LeCHECK」だ。
多くの法律事務所でも導入されている「LeCHECK」
「LeCHECK」は、クラウドAIを活用することで和文契約書・英文契約書のレビュー支援を瞬時に行えるリーガルテックサービスだ。不利な条項や抜けている条項をAIが瞬時に指摘し、利用企業の立場に応じた代替案を提示する「契約書自動AIレビュー支援機能」や、契約書ファイルを安全に保管する「キャビネット機能」、国際取引特有のリスクを洗い出す「英文契約書レビュー支援機能」などを備えている。
同サービスではまた、リセ代表取締役社長であり弁護士としても約20年のキャリアを持つ藤田美樹氏のノウハウも活用。さらに、30名以上におよぶ各分野の協力弁護士も作成に関与し、法務AIにおける最高品質レベルのレビュー支援を実現した。現在「LeCHECK」は、企業のみならず多くの法律事務所でも導入されており、高い信頼を獲得している。
あらゆる企業にサービスを提供すべく、18億円を調達
リセは、最先端の技術と最高の法律助言を掛け合わせることでサービスをさらに進化させると共に、リーガルリスクを持つあらゆる企業に対するサービスの提供を企図。そのための資金を獲得すべく今回、第三者割当増資および金融機関からの融資により18億円を調達するに至った。
この第三者割当増資において引受先として名を連ねるのは、Angel Bridgeと大和企業投資株式会社、グローバル・ブレイン株式会社や弁護士ドットコム株式会社 、BRICKS FUND TOKYO by Mitsubishi Estateなどだ。リード投資家であるAngel Bridgeは、リセの契約書AIレビュー支援サービスが持つ強い競争力を高く評価しており、今後爆発的に社会に広まる可能性に期待している。
調達した資金によりリセは、さらなる事業拡大に向けたサービス拡充と採用の加速を予定。プロダクト開発や販売強化を強化すると共に、人材採用の強化も進めるとしている。
参照元:PRTIMES
データ分析・予測について詳しく知りたい方はこちらもご参考ください。
AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp