リブセンスの面接業務連携支援クラウド「batonn」、AIを活用した面接内容の要約機能をリリース
最終更新日:2023年03月31日
株式会社リブセンスは、2023年3月29日、同社の面接最適化クラウド「batonn」においてAIを活用した面接内容の要約機能をリリースした。
「batonn」は、面接を自動で録画/文字起こしすることで、簡単に面接内容を確認/共有できるサービスだ。今回「batonn」に実装された要約機能は、OpenAI社の「ChatGPT」などで使用されているAI「GPT-3.5-turbo」を活用することで、実現している。
<本ニュースの10秒要約>
- 面接内容を簡単に確認/共有できる「batonn」に、「ChatGPT」などで使用されているAIを実装
- 自然言語処理技術を駆使した「GPT-3.5-turbo」を活用し、面接中の重要な会話の要約を実現
- 手軽かつ短時間で面接確認が可能に。今後は全文要約や面接/評価のサポートなどの機能も開発
面接を個人戦からチーム戦へと変える「batonn」
リブセンスは、求人領域や不動産領域などにおいて多様なサービスを展開している企業だ。求人領域では、企業情報の透明化やマッチング精度向上に挑む「転職会議」や、専門職の競争入札型転職メディア「転職ドラフト」などを運営。不動産領域では、ビッグデータを利用した価格査定からマンション価格がわかる「イエシル」といったサービスを提供している。
同社が求人領域で提供している「batonn」は、情報の「バトンタッチ」によって面接を個人戦からチーム戦へと変えるべく開発されたサービスだ。同サービスでは、個別的かつ属人的で業務実態が見えづらかった面接を、録画と自動文字起こしで可視化。担当者の所感にデータを連携させて評価の根拠を明確化すると共に、次の担当者への情報連携も強化することで、候補者とのミスマッチ防止を実現している。
文章要約といったタスクでの活躍が期待されている「ChatGPT」
「batonn」事業においてリブセンスは、既存サービスにはない「採用選考における連携の改善」というアプローチを通じ、採用現場への貢献を目指している。このアプローチのさらなる推進において同社は、「ChatGPT」を始めとするAIなどの新しい技術の活用が有効であると判断。今回の「batonn」へのAI導入に至った。
「ChatGPT」は、人工知能研究所であるOpenAI社が開発したAIチャットボットだ。自然言語処理技術を駆使することで人間らしい会話/文章が生成できるため、顧客対応チャットボットや言語翻訳、また文章要約といったタスクでの活躍が期待されている。
短時間で面接内容が確認可能になった「batonn」
「ChatGPT」のAI「GPT-3.5-turbo」を活用することで「batonn」は、ピックアップした面接中の重要な会話の要約を実現した。この機能により「batonn」利用者は、従来よりさらに手軽かつ短時間で面接内容を確認することができる。次の面接の担当者が「より深く確認したいと思うポイント」の優先順位付けなども行えるようになることを、リブセンスは期待している。
「batonn」による面接間のスムーズな連携は、多忙な面接担当者や人事担当者の業務効率化を実現すると共に、候補者体験も改善することで最適な採用の支援につながると、同社は自負。今後も新しい技術の活用によって同サービスの改善に取り組み、全文の要約や面接/評価のサポートといった機能の実現にも挑戦するとしている。
参照元:PRTIMES
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