MILIZE、AIを用いた資産形成／投資運用支援ソリューションの開発などに向けクォンツ・リサーチと提携

株式会社MILIZEは、2023年9月12日、クォンツ・リサーチ株式会社と資本業務提携を締結したと発表した。

MILIZEはAI／金融工学の融合やフィンテックツールの開発に強みを持つ企業であり、クォンツ・リサーチは金融工学を駆使したソリューション／コンテンツを開発する企業だ。両社は今後、AGI（汎用人工知能）や生成AIを駆使した情報分析・発信、AIと金融工学を活用した革新的な投資運用手法の開発、新メディア創出といった領域で協業に取り組む。

＜本ニュースの10秒要約＞

• AI／金融工学のMILIZEと、金融工学とITが融合したサービスのクォンツ・リサーチが提携
• 資産形成層の拡大を見据えて、効率的な資産形成／投資運用の支援ソリューションを開発へ
• AI予測を前提としたモデル開発やAI企業価値評価モデルなども開発、新メディアも創出へ

資産形成層が今後さらに拡大すると考えたMILIZE

MILIZEは、「テクノロジーを用いて金融を再構築する」というミッションを掲げ、AIなどのテクノロジーを核とする形で金融サービスを再構築／創造に取り組んでいる。金融工学とAI・DXを繋ぐプロフェッショナル人材を多数擁し、LLM（大規模言語モデル）から機械学習に至る金融AIの知見・実績も豊富に蓄積。銀行／保険会社／証券会社／カード会社などに向けて、AIによるデータ利活用をはじめとして多様なサービスを提供してきた。

こうした事業に取り組む中で同社は、国内での低金利環境の長期化を背景として、投資運用による収益機会創出への期待が高まっていることを察知した。また、国策でもある「貯蓄から資産形成へ」のテーマのもと、資産形成層の拡大が今後はさらに進展すると判断。法人／個人を問わず効率的な資産形成や投資運用を支援するソリューションが必要になると考え、そのための施策として今回クォンツ・リサーチと提携するに至った。

法人にはAI・ビッグデータサービス事業を、個人には資産形成支援事業を

クォンツ・リサーチは、金融工学とITを融合したサービス開発やモノ創りに長けた企業だ。創業以来、金融・投資分野にて投資家の判断を支援する様々な情報提供サービスを提供し続けており、大量データ処理のノウハウを活かしたデータ分析基盤の構築や、コンサルティングのデータを活用した新しいビジネスモデルの検討・開発にも強みを持つ。こうしたクォンツ・リサーチについてMILIZEは、業務内容が自社と近いと判断し、今回の提携を決定した。

両社は今後、両社は今後、法人の顧客に対しては効率化・デジタル化・省力化を実現するAI・ビッグデータサービス事業／金融・市場サービス事業を推進する予定だ。個人の顧客に対しては、豊かな人生のサポートを提供するための金融サービスとして個人資産形成支援事業を推進するとしている。

幅広いニーズに対応した質の高いサービスを提供

両社の協業では具体的に、AI予測を前提としたモデル開発や、財務・ファンダメンタルデータを活用したAI企業価値評価モデルの開発が進められる。また、投資情報サイト開設／市場分析ツール開発／運用ポートフォリオツール開発／運用プロダクト開発や、ニュース解析・分析開発／リアルタイムデータ・銘柄情報API連携／ヘッジファンドの共同組成などについても、協業が予定されている。

なお両社の資本業務提携は、2023年7月に締結された。MILIZEは今後、クォンツ・リサーチとの資本業務提携を通じて幅広いニーズに対応した質の高いサービスの提供を目指すとしている。

参照元：PRTIMES

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