RevCommの音声解析AI電話「MiiTel」、インドネシアで医療保険制度の利用強化を支援
最終更新日:2023年10月18日
株式会社RevCommは、2023年10月17日、同社が開発した音声解析AI電話「MiiTel」の提供により、インドネシア社会保障庁が運営する医療保険制度の利用強化を支援すると発表した。
RevCommは、音声技術とAIによってコミュニケーション課題の解決に取り組む企業だ。同社は今後、インドネシア社会保障庁保健局と提携した上で「MiiTel」を提供し、同局がインドネシアの国民皆保険実現に向けて行う医療保険加入者募集・再活性化のためのプログラムを支援する。
<本ニュースの10秒要約>
- 営業やコンタクトセンターの会話をAIが解析、商談獲得率/成約率を向上させる「MiiTel」
- 医療保険制度の利用強化に取り組むインドネシア社会保障庁を、「MiiTel」により支援
- 保険証の失効者に有効化/再活性化を呼びかけ、インドネシア人の生活の質向上に貢献
商談のブラックボックス化問題を解消する「MiiTel」
RevCommは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」という理念を掲げて音声技術とAIの活用を進め、音声解析AI電話として「MiiTel」を開発・提供している。
「MiiTel」は、電話営業やコンタクトセンター業務における会話の内容をAIが解析し、高精度のフィードバックにより商談獲得率や成約率を向上させるサービスだ。「顧客/担当者が何をどう話しているかが分からない」という商談のブラックボックス化問題を解消すると共に、自動文字起こし機能により議事録作成業務の軽減も可能にしている。
営業担当者が「人にしかできないクリエイティブな仕事」に専念する時間を生み出す「MiiTel」は、インサイドセールス市場を中心として人気を獲得。提供するRevCommも、2023年5月にはデロイト トーマツ グループ「Technology Fast 50 2022 Japan」で1位を受賞した。
2024年までに国民の健康保険制度利用率98%を目指すインドネシア
RevCommが今回提携したインドネシアでは、2023年10月1日時点で全人口の95.20%が公的な医療保険制度に加入している。この医療保険を運営する同国の社会保障庁は近年、保険制度への加入者拡大を目的として加入者募集/再活性化のためのプログラムを実施。2024年までに国民の健康保険制度利用率を98%にまで高めるべく、電話やメッセージの発信により保険証の失効者に対する有効化/再活性化を呼びかけている。
RevCommは今後、インドネシア社会保障庁が展開するこの加入者募集/再活性化プログラムを支援する。具体的には、社会保障庁職員が案内を発信する電話ツールとして「MiiTel」を提供。「MiiTel」では一般的な電話機能に加えて、職員の電話発信を支援/改善するモニタリング機能も併せて提供する。このモニタリング機能は、発信履歴/取次件数/通話中件数といったデータを自動表示し、電話発信のマネジメントに活用できるものとなっている。
多くの国民が安価な医療ソリューションを利用できるよう支援
「MiiTel」は日本において既に、東京都福祉保健局にて2021年11月に導入された実績を持つ。インドネシア社会保障庁との提携においても同社は、多くの国民が安価な医療ソリューションを利用できるよう支援し、ひいてはインドネシア人の生活の質向上に貢献するとしている。
参照元:PRTIMES
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