ショーケース「おもてなしSuite」、チャットボット領域で生成AIを用いたQ&A自動生成のPoCをJCBと実施
最終更新日:2024年06月07日
株式会社ショーケースは、2024年6月6日、同社が展開するWeb接客プラットフォーム「おもてなしSuite」のチャットボット領域にて、生成AIを活用した新機能のPoCをJCB(株式会社ジェーシービー)と共同で実施すると発表した。
「おもてなしSuite」はWeb接客ソリューションの統合Webプラットフォームであり、JCBはこの中のAIチャットボットサービス「おもてなしSuite CX」を2024年1月に導入している。今回のPoCでは、JCB内にて生成AIを用いたQ&Aの自動生成を行い、社内問い合わせの工数削減や情報整理の簡略化といった業務効率の改善を図る。
<本ニュースの10秒要約>
- マーケティングから社内Q&Aまで対応できるWeb接客ソリューション「おもてなしSuite」
- AIチャットボットサービス「おもてなしSuite CX」で生じていた運用の手間を解消へ
- JCB内にて生成AIを用いたQ&Aの自動生成を実施、業務効率化のさらなる改善を目指す
DXとCXに対応するWeb接客ソリューション「おもてなしSuite」
ショーケースは、EFO/eKYC/Web接客プラットフォームといったSaaSツールを提供するDXクラウド事業や、広告事業/投資関連事業などを手がける企業だ。DXクラウド事業では、マーケティング活動から社内のQ&Aまで幅広い領域を対応できるWeb接客ソリューションとして「おもてなしSuite」を展開している。
「おもてなしSuite」は、「おもてなしSuiteDX」「おもてなしSuite CX」という2サービスで構成されている。「おもてなしSuiteDX」は、フォーム作成や会員機能を持ったマイページ作成といった機能を備えたサービスだ。そして「おもてなしSuite CX」は、有人およびAIによる無人の両方に対応可能なチャット機能を持つ。
「おもてなしSuite CX」は、学習機能を備えたAIチャットボットサービスであり、社内外の問い合わせへの自動応答とスピーディーな最適解の提供を実現。社内外のコミュニケーションにおける不便の解消に、貢献している。
生成AIを活用し、蓄積された社内ナレッジをQ&A化
「おもてなしSuite」の利便性をJCBは高く評価し、2024年1月にはAIチャットボットサービスの「おもてなしSuite CX」を導入するに至る。同サービスによりJCBは、社内ユーザーが抱く疑問の迅速な解決や、問い合わせが持つ傾向の定量的な分析など、問い合わせ対応業務の工数削減に取り組んで来た。
しかし「おもてなしSuite」を活用する中でJCBでは、回答文章の作成や用語整理の作業にかかる手間がチャットボット運用者に生じることを課題視。ショーケースもこの手間を課題視し、解決に向けて生成AIの活用を企図。2023年5月設立の「ショーケース LLM Labs」にて蓄積した、ChatGPTをはじめとするLLM/生成AIの関連技術を用いて、蓄積された社内ナレッジのQ&A化機能を研究開発し、今回のPoC実施に至った。
属人化しがちな社内問い合わせの工数を削減
今回のPoCでは、JCB社内に蓄積されたデータ/ドキュメントを活用する形で、生成AIによるQ&Aの自動生成が行われる。ユーザーが迅速かつ理解しやすい形で社内ナレッジを提供することで、属人化しがちな社内問い合わせの工数削減や情報整理の簡略化を図る。
このPoCを通じてショーケースは、JCB内の業務効率化のさらなる改善を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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