AIお絵描きアプリのAI Picasso、面白法人カヤックとの資本業務提携。Generative AIの新たな活用を目指す

AI Picasso株式会社は、2023年2月1日、AI領域における新たな事業展開に向けた資本業務提携に関して、株式会社カヤックと合意したと発表した。

AI PicassoはAIお絵描きアプリ「AIピカソ」を提供している企業であり、カヤックはゲームアプリ／Webサイト制作などを手がける企業だ。今回開始された提携では、AI Picassoが持つ技術力とカヤックが持つクリエイティブを掛け合わせ、Generative AIの新たな活用が目指される。

＜本ニュースの10秒要約＞

• AIお絵描きアプリのAI Picassoと「面白法人」のカヤックが、Generative AIの新たな活用を目指し提携
• テキストを入力するだけでAIが画像を自動生成し、無料Appランキング1位にもランクインした「AIピカソ」
• 提携を通じて様々な業種とのコラボレーションも拡大。「AI素材.com」もリリースし、日本を盛り上げる

AIがテキストから画像を生成するアプリ「AIピカソ」

AI Picassoは、AI領域に特化した研究開発を手がけ、数年にわたり画像生成AI（ジェネレーティブAI）を研究してきた経緯も持つ企業だ。研究の成果として2022年8月には、テキストから画像を生成できるAIお絵描きアプリ「AIピカソ」をリリースし、大きな注目を集めている。

「AIピカソ」では、「猫と猫耳の女の子」「富士山。浮世絵。」といった簡単な説明テキストを入力するだけで、AIが画像を自動生成する。簡単なラフ画（下絵）を描いた上でその続きをAIに描かせることも可能であり、画像の一部の描画だけをAIに行わせることもできる。また、きれいな自分のアバターを作ることができるAIアバターにも対応。これらの利点が評価され、同アプリは無料Appランキング1位にランクインするなど、高い評価と人気を獲得している。

「AIピカソ」で評価を獲得したAI Picassoは、画像のみに限らず動画／3D／音楽まで拡張した形でのGenetative AIの研究開発を企図。様々な業種・分野におけるGenerative AIの実用化も目指しており、そのための取り組みの一環として、今回カヤックとの資本業務提携に合意するに至った。

企画提案において、Generative AIの面白い活用を実現

AI Picassoとの資本業務提携に合意したカヤックは、「面白法人カヤック」として幅広い事業を手がける企業だ。ゲームアプリや広告・Webサイトの制作に加えて、VR・メタバース開発やコミュニティ通貨の運営、また「うんこミュージアム」などの体験施設事業や移住・関係人口促進など、その事業領域は多岐にわたる。「つくる人を増やす」という経営理念を掲げ、固定概念にとらわれない発想力や企画力、またそれを形にしていく技術力を強みとする点も特徴だ。

同社はAI Picassoについて、その技術が画像生成にとどまらず活用できるものであると評価。様々なクライアントへの企画提案において、Generative AIの面白い活用を従来にない形で実現すべく、資本業務提携に合意している。

企画提案を通じて様々な業種とのコラボレーションを拡大

両社が合意した今回の事業提携では、AI Picassoはカヤックに対してAI技術を提供し、カヤックはGenerative AIの活用した企画提案を通じて様々な業種とのコラボレーション拡大を図る。

AI Picassoはこの提携を通じて、Generative AI領域における研究および実用化を推進。画像生成AIを活用した素材サイト「AI素材.com」をリリースすると共に、企業そのもののアップデートにも取り組み、誰よりも早く高い技術力によって日本を盛り上げるとしている。

参照元：PRTIMES

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