オルツ、ノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN(オルツブレイン)」を正式に提供開始
最終更新日:2023年11月08日
株式会社オルツは、2023年9月6日、ノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN(オルツブレイン)」の正式ローンチと正式サービス開始を発表した。
オルツは、パーソナル人工知能「alt(オルツ)」の研究開発に取り組む企業だ。「altBRAIN」は、同社が開発したLLM(大規模言語モデル)「LHTM-2」を基盤とするを基盤とするプラットフォームであり、ビジネス/ゲーム/教育に至る多様な領域において処理を代行する「BRAIN」の生成が可能となっている。
<本ニュースの10秒要約>
- 多様な領域で処理を代行する「BRAIN」が生成可能な生成AIプラットフォーム「altBRAIN」
- 個人の思考の再現にも成功したオルツのLLM(大規模言語モデル)「LHTM-2」が持つ能力を活用
- 「ゲーム攻略BRAIN」や「問診BRAIN」も生成可能。企業向け「BRAIN」の受託生産も開始へ
パーソナル人工知能「alt」の研究開発に取り組むオルツ
オルツは、AIクローンの創造によって「人の非生産的労働からの解放を目指す」というミッションの実現に向け、パーソナル人工知能「alt」の研究開発に取り組む企業だ。
同社が開発しているパーソナル人工知能は、人々がそれぞれ持つ意思をデジタル化したAIであり、クラウド上に配置するとあらゆるデジタル作業を代行させることができる。このAIは、意思に基づき決断まで行えるため、いわばデジタルクローンとも呼べる存在だ。こうした「自分の分身」が、24時間365日ネットワーク世界を飛び回ってデジタル業務を代替することで、人間は人間にしかできないことに集中することができる。
オルツはまた、AI開発の中から生まれた音声認識テクノロジーを活用して「AI GIJIROKU」などのSaaSプロダクトも開発・提供。さらに、「AI GIJIROKU」で利用されている翻訳エンジンを利用できるAIソリューションの提供なども行っている。
機械翻訳/自動要約/テキスト生成/対話などが可能な「LHTM-2」を活用
オルツが今回正式に提供を開始した「altBRAIN」は、人間に代わって処理を実行するソフトウェア「BRAIN」をノーコードで容易に生成できる生成AIプラットフォームだ。
「altBRAIN」の機能は、オルツが開発・提供するLLM(大規模言語モデル)「LHTM-2」の能力を活用することで実現した。「LHTM-2」は、AIクローンの本格的な社会実装を目指して同社が開発したLLM(大規模言語モデル)だ。OpenAI社の「GPT-3」などと同水準のパラメータ数で構成されており、機械翻訳/自動要約/テキスト生成/対話など様々な用途での利用を可能にした。また、個人のライフログを利用することで、個人の思考の再現にも成功している。
「LHTM-2」を用いて開発された「altBRAIN」は、企業内のエキスパートシステムやFAQシステムといった用途に対応した「BRAIN」を、スピーディーに生成することができる。LINE/Slack/Discordなどのプラットフォームにも対応し、「LINE Bot」の作成も実現。コミュニケーション領域における新たな可能性の追及を可能にしている。
織田信長といった過去の偉人でも「BRAIN」の生成が可能
「altBRAIN」はまた、織田信長といった過去の偉人や著名なキャラクターでも「BRAIN」を生成することができる。「ゲーム攻略BRAIN」や「問診BRAIN」などの生成にも、対応している。
「altBRAIN」正式版は、無料で利用可能な「フリープラン」から、目的に応じて利用可能な「ライトプラン」「スタンダードプラン」「ビジネスプラン」というプラン設定が行われている。オルツは今後、「altBRAIN」の利用者数拡大を目指すとともに、企業それぞれが持つ個別のニーズに対応した「BRAIN」の受託生産も行うとしている。
参照元:PRTIMES
生成AI(ジェネレーティブAI)について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。LLM(大規模言語モデル)とは何か、どんな仕組みか、こちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
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