革新的な医療サービスを。マルチモーダルAIのエクサウィザーズ、医療ビッグデータのMDVとデータ駆動型事業を開始
最終更新日:2023年04月26日
株式会社エクサウィザーズは、2023年4月22日、マルチモーダルAIを活用したデータ駆動型事業に関する業務提携を、メディカル・データ・ビジョン株式会社 (以下「MDV」)との間で行うと発表した。
エクサウィザーズは、社会課題の解決に向けてAIサービスの開発/実装などに取り組む企業だ。MDVは国内最大規模の医療ビッグデータを擁する企業であり、今回の業務提携ではこの医療ビッグデータとエクサウィザーズのAI技術を利活用し、疾患の再発予測など革新的な医療サービスの開発が目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- AIで社会課題の解決を図るエクサウィザーズが、医療ビッグデータを擁するMDVと業務提携
- 医療ビッグデータとAI技術を利活用し、疾患の再発予測など革新的な医療サービスを開発
- 製薬企業や医療機関など幅広いユーザーを対象とする開発も推進、新サービスの提供も予定
AIのエクサウィザーズと、医療ビッグデータのMDV
エクサウィザーズは2016年の設立時より、AIを利活用したサービス/開発・実装を通じて社会課題の解決を推進している。企業の課題解決をサポートする「AIプラットフォーム事業」と、プロダクトを開発/提供する「AIプロダクト事業」の両輪で事業を展開し、独自のアルゴリズム・データを蓄積。ロボットやAIカメラといったハードウェア領域においても、先進技術を保有している。
同社が業務提携を行うこととなったMDVは、医療領域でデータネットワークサービスとデータ利活用サービスを手がける企業だ。データネットワークサービスでは病院経営支援システムを提供し、このシステムを通じて大規模診療データベースを構築。製薬会社や研究機関などに向けて、薬剤や疾患に関する分析データを提供している。
医療データとAIを利活用するデータ駆動型事業を推進
エクサウィザーズとMDVの業務提携では、膨大な医療データとAIを利活用するデータ駆動型事業が推進される。活用するデータは、デジタルバイオマーカー(デジタル端末を用いて定量的に収集・測定された生体データ)や、リアルワールドデータ(実臨床・実社会から得られるデータ)などだ。これらのデータを、エクサウィザーズのマルチモーダルAI技術を用いて解析する。
マルチモーダルAIとは、動画/画像/音声/テキストといった多様なデータを用いて予測や学習ができるAIのことだ。エクサウィザーズはこれまでもマルチセクター・マルチモーダル戦略を打ち出し、独自のアルゴリズムを豊富に蓄積してきた。これらの知見を活かして医療データを解析し、医療領域において疾患の発症や再発予測、可視化されてこなかった潜在市場の特定、また個別化したサービスの提供などを目指す。
革新的な医療サービスの開発とその社会実装を目指す
両社の業務提携では、今後さらなる需要拡大が見込まれる希少疾患分野においても取り組みが進められる。また、製薬企業や医療機関など幅広いユーザーを対象とする開発も推進し、2023年度内にはMDVのビッグデータとエクサウィザーズのマルチモーダル技術を掛け合わせた新サービスの提供を開始する予定だ。
なおこの業務提携について両社は、基本合意書を締結した。エクサウィザーズはMDVとの提携を通じて、革新的な医療サービスの開発とその社会実装を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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