コミュニケーションAIのSELF、NTTドコモの新サービス「MetaMe」内でセルフケア習慣化の支援を検証
最終更新日:2023年02月03日
SELF株式会社は、2023年2月1日、株式会社NTTドコモのコミュニケーションサービス「MetaMe」内にてコミュニケーションAIを活用した共同実証実験を行うと発表した。
SELFは、会話AIシステム「SELF」の開発・提供などを手がける企業だ。「MetaMe」は、バーチャル空間での新たなコミュニケーションを実現するNTTドコモのサービスであり、今回の実験で「MetaMe」の「Identity World」においてユーザーのセルフケア習慣化サポートが目指される。
<本ニュースの10秒要約>
- 会話AIシステムが、「MetaMe」の「Identity World」にてセルフケア習慣化を支援できるかどうか検証
- 深い会話を通じてユーザー理解と複雑なコミュニケーションを実現したコミュニケーションAI「SELF」
- 「案内人」役のオコジョが、AIでセルフケアを支援。「健康×MetaMe:メタWellness」の可能性を探る
「ユーザーをユーザー自身より理解する」AIを開発するSELF
SELFは、「ユーザーをユーザー自身より理解する」という指標の下にAIの開発・提供を行っている企業だ。ユーザーのインサイト(本音)を把握した上で個別ユーザーに応じた最適な情報提案を行うべく、独自の会話エンジンの開発を推進。2016年には、コンシューマー向けの自社アプリとして「SELF」をリリースした。
「SELF」は、深い会話を通じてユーザー理解と複雑なコミュニケーションを実現し、多くの反響を獲得。カウンセリングによるメンタルケアも行うことで、人々の生活そのものをサポートできるアプリとしての評価も得ている。
「SELF」で獲得した知見を基に同社は、2017年からは企業向けのAIエンジン提供も開始。ユーザーの「本音」を活用することで既存サービスに新たな価値を付与できるこのコミュニケーションAIは、ヘルスケア/教育/金融/自動車といった多様な業界・企業で導入が進んでいる。
「MetaMe」の「案内人」オコジョを、コミュニケーションAIで実現
今回SELFが実証実験を行う「MetaMe」は、他のユーザーとのコミュニケーションを通じてユーザーが「私らしさ」を育める、NTTドコモが開発中のサービスだ。「超多人数接続を実現するネットワーク」と「新たな経済圏創出」、そして「価値観を理解するAIエンジン」の3点について取り組みが進められており、2023年2月中のβ版先行提供が目指されている。
同サービスは、コミュニケーションの場となる「Community World」と、ユーザーと本人の価値観を反映する「Identity World」によって構成される。「Identity World」内では、「案内人」役のペットとしてオコジョが登場するが、このオコジョの対話機能はSELFのコミュニケーションAIによって実現した。
ユーザーのセルフケアの習慣化が支援可能かどうかを検証
SELFのAI技術を活用した「Identity World」のオコジョは、対話を通じてユーザーの日々の体調・感情などを蓄積・記録し、状況を整理・咀嚼した上でユーザーに応じた共感やアドバイスを行うことができる。今回の共同実証実験では、このオコジョによりユーザーのセルフケアの習慣化が支援可能かどうかを検証。「健康×MetaMe:メタWellness」の可能性を探るとしている。
なお「Identity World」における共同実証実験コンテンツの一般提供については、後日に開始される予定となっている。
参照元:PRTIMES
チャットボットの導入事例を詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp